最近読んだ本やマンガなど
昨年は涼宮ハルヒシリーズの原作とアニメとマンガを10年遅れで読んだ・観た。今年に入ってからは20年ぶりくらいにエヴァのテレビシリーズ&旧劇を観た→新劇も観た。これは「最近読んだ」じゃないけど、備忘録として。
ハルヒについてはこの論集のハルヒ論が「ジャンルの抗争」(抗争ということばは使っていなかったとおもうけれど)について論じていて、なるほどと納得した。(ジャンルの拮抗から見えてくる潜在力みたいな話を期待してしまった私は古いジェイムソン読者ということになると思う。)
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鉄腕バーディー EVOLUTION 13 (13) (ビッグコミックス)
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というわけで、先週はこれを読んだ。
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- 出版社/メーカー: 小学館
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あとは、これも20年遅れてCLAMP作品をボチボチと。たぶん『ちょびっツ』はすでに読んでいたのだが、CCさくらについては原作もアニメも読んで・見ていなかった私。昨年、CLAMPで卒論を書いた学生が近くにいたから(私は指導していない)、気にはなっていた。というわけで、時間のある時にアニメをボチボチ見る予定。
もう一点。ごく最近、ド・マンの『盲目と洞察』収録の有名論文「時間性の修辞学」(The Rhetoric of Temporality)、これの特に最後のスタンダール『パルムの僧院』論の重要性に気がついた。これは知人のメールのおかげなのだが、ここを読んで戦争の表象と大岡昇平を思い出さない私はダメってことでした。20年前にこの箇所を読んだ時は、なぜここで『パルムの僧院』?だったのだが、これは要するにスタンダールの『赤と黒』しか読んでいなかったことと、あとは「日本」という文脈でものを考えることをしなかったことが関係あるだろう。
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