拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

2015年の終わりに

あっというまに2015年もあとわずかになってしまった。記録のために、今年の「まとめ」を書いておく。

(1)五島列島観光はよかった。短い滞在だったけれど、教会群を見て回れたのは良い思い出。本当はがっちり勉強してから行きたかったのだけれど、それはまたいずれ機会があるだろうと期待。
(2)戦争法案には反対。あのような法案をあのように通す政府を私は支持しない。身近なところから自分できることをするしかない。
(3)「核時代の英米文学(者)」プロジェクトのヴィジョンが見えてきた。広島の被爆については事実上沈黙した福原麟太郎については昨年(文字通りの)試論を書いたが、この福原と同郷の井伏鱒二、特に「かきつばた」を絡めて考え直すことにした。清水春雄(10月に英文学会関東支部のシンポで発表)についてもなんとかなりそう。(ハーシー『ヒロシマ』英語教科書科問題と、ハゲドーン『アメリカに落ちた原爆』ネタ(12月に福岡の原文研国際学会で発表)を、福原〜清水の議論に組み込むか、あるいは別にするかは考えどころ。)大原三八雄についてはこれから調べる。ただ、調査が広島に偏っている。長崎の英米文学者について調査が進めば、4人(?)の英米文学者をめぐって薄い本1冊・・・という淡い期待を持てるようになった。『帝国日本の英文学』が2006年なので、来年、あるいは再来年には本を出したい。ともあれ、研究しなければどうしようも無いので、この路線で来年も研究していく。
(4)博論3本、卒論3本に関わった。正直、忙しかった・・・。
(5)飲む薬は1つ減って、1つ増えた。ガタが出てくる年齢になったので、これまで以上に注意。

みなさま、今年もお世話になりました。よい年末年始をお過ごしください。