拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

3月は送別会の季節でした

3月18日は、荒木正純先生(筑波大学名誉教授、白百合女子教授)がご退職ということで、ご講演と「感謝の会」(パーティー)が白百合女子大学と仙川駅近くのレストランで開催されてまして、この企画は私も関わったこともあって、日本全国&海外から元教え子・同僚が集まり、旧交を暖め合う和やかな会となったことは本当にありがたいことでした。荒木先生はT. S. Eliot, The Waste Land (1922)論のご講義をされたのですが、「本番は次を待て!」とばかりの資料たっぷりのご講演でした。これはまだまだご著書が出るであろうことを確信した次第。(10年単著を書いていない私はひたすらに反省。)
3月27日は、今月末で筑波大学をご退職になる宮本陽一郎先生のご退職記念講演と記念祝賀会がありまして、これは筑波大学アメリカ文学会の主催ということで、私は参加するだけでございました。宮本先生のご講演は、荒木先生のそれとは対照的に、筑波大学での23年間の教育(&研究)に見事に区切りをつける1946年のアメリカ映画論で、「最終」講演らしいものでございました。1994年に筑波大学にいらしてから読書会でお世話になった私としては、やはり私自身も何か区切りがついたなと、強く感じたのでした。
今週は一仕事あるわけですが、それが終われば「春季休暇」も終了。もう新学期でございます。