拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

読書録

亀山健吉『言葉と世界――ヴィルヘルム・フォン・フンボルト研究』(法政大学出版局、2000年)とピエール・ガスカール、沖田吉穂訳『探検博物学フンボルト』(白水社、1990年)読了。後者はヴィルヘルムの実弟アレクサンダーの伝記。比較言語学博物学をそれぞれ担った兄弟。市河はこの二人の仕事を一人でやったようなものか。ちなみに市河はドイツ留学時にフンボルト兄の『著作集』と『カヴィ語研究叙説』を購入し、日本に輸入している。