拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

佐藤良明『これが東大の授業ですか。』(研究社、2004年)

今日は午前中授業がないので、後者をぽつぽつ読んでいる。『英語青年』12月号の「アジビラ」(だろうなあ、あれ)も思い出しながら。 「東大」という看板というのは重いのだなとしみじみ思う。おまけに先輩が富山・高山となるとそりゃヤケクソになるわな。…

佐藤良明『ラバーソウルの弾みかた』(岩波書店、1989年)

17世紀イングランドのエロ本、オークションに

17th Century British Porn to Be Auctioned Fri Nov 26,10:11 AM ET Oddly Enough - Reuters LONDON (Reuters) - The world's first known piece of printed pornography, described as the "quintessence of debauchery," is expected to reach up to 35,0…

星野智幸「在日ヲロシヤ人の悲劇」(『群像』2005年新年号)

というのが出るそうだ。これはちょっと読まねばいかん。白系ロシア人ネタは出てくるのかな。大鵬、スタちゃん(注:ヴィクトル・スタルヒンの愛称)、卵焼き・・・。 http://www.hoshinot.jp/

レッチリ&U2・・・メタリカとイラク戦争

昨晩、レッチリとU2のライブDVDをぶっ通しで観た。前者は2003年、後者は2001年、どちらもアイルランドのSlane Castleでのライブである。 どちらももう大御所だなとしみじみ。レッチリを最初に聴いたのは15年位前か、そのころはこんなに長続き…

中西進編『万葉集』全4巻(講談社文庫、1978〜1983年)

西成彦さんの『耳の悦楽』を読んで、クレオリテの文脈で『万葉集』(だったよな、『古事記』ではないよな)が出てきたので、早速購入。 小樽商大の学部生時代、教養の授業で現代語訳『万葉集』を読んだはずなんだが、何も覚えていない。 籠毛輿 美籠母乳 布…

ノーマ・フィールド「戦時下の大学教室で原爆を考える」、『前夜』創刊号(影書房、2004年秋)

フィールドさんが授業でファルージャでのアメリカ民間人の焼死体映像を授業で扱うと、 「どんなイメージを見てもショックを受けることはない」、と一人が発言した。みんな頷く。テレビや映画、インターネットであまりにもすごいものを見てきたから、と問いた…

佐木隆三『死刑囚 永山則夫』(講談社、1994年)

さっき届いたので、授業がない今日の午後、この本を読んでいる。 極貧の幼少期。中卒で上京&就職。燃える向学心(定時制夜間高校)。度重なる転職&休学。「大きいことをやりたい」・・・永山の経歴を読んでいると、ほとんど「おいどん」と重なってしまう。…

小笠原さんは少なくとも「シャモ」だったのではないか

「批評空間」のどの号か忘れたが、川村湊さんが小笠原克さんのことについて触れていて、長見義三『アイヌの学校』を復刻させようとして、ウタリ協会と厳しい談判になったエピソードについて語っていた(と記憶する)。この「事件」の詳細は知らないのだが、…

松本零士『元祖大四畳半大物語』

昨晩サン・コミックス全6巻を通読。主人公の足立太は少なくともセックスにおいては十分に満たされているので、なんというか、『男おいどん』の大山昇太とちがって、ただの煩悩ぐうたら人間ーーというか間接的ヒモ?ーーにしか読めない。女は欲しいがすぐふ…

新橋駅から霞ヶ関ビルが見える

新橋駅から有楽町駅に向かう途中、山手線から、道路がまっすぐ延びて、その道路の突き当たりにあの霞ヶ関ビルがどーんと見えると記憶するのだが、映画版「999」のメガロポリスステーションから999号が出発するシーンって、あの新橋駅からの眺めを意識…

「ビンボー」と「貧困」の表現→「拓殖」「シャモ」の表現

『男おいどん』が全巻届かないのでまだはっきりしたことは言えないが、この漫画が現実の貧困を元にしたネタであること、「ビンボー」の漫画であるとは言ってよいと思う。で、急に永山則夫『無知の涙』と比較して読みたくなったので注文する。これはもう無茶…

インターネットダメ人間スカウター&永山則夫

http://hamanasu.sakura.ne.jp/~yami/qandc/idame.html 柳瀬さんから教えてもらったサイト。私は「泥沼にはまりつつある」ので、猛省しています。

Cocco『クムイウタ』(1998年)

明日の授業でモンゴル800とオレンジ・レンジだけじゃいかんだろうと、実は初めてCoccoを聴く。椎名林檎っぽいな、でも彼女のデビュー作よりも前のアルバムなんだと初めて知った。んー、1曲目(独唱)から2曲目(ハードロック)への流れと、'Rainin…

松本零士『ザ・コクピット』全8巻、小学館、1996?年

ありました、ありました。整備士たち「あいつは試験機のテストパイロットなのに(背中を丸めて縮こまって)○食みたいな格好でメシ食ってるな〜」(中略)女性テストパイロット「でも私はそういう人が好きです」、社長「人の食物とはおもえんものをくっとった…

パウエルすらさじを投げた

わけで、さすがのライスも胃が痛くなったのか? http://www.asahi.com/international/update/1118/003.html それにしても、ライスという人は本気で先制攻撃論を信じているのだろうか。

X−43A、マッハ9.8を突破!

http://www.asahi.com/science/update/1118/003.html 「血湧き肉躍る」のが好きな人は、戦争ではなく、こういう方面で燃えるがよろしい。私も、燃える。 http://www.nasa.gov/missions/research/x43-main.html NASAのHPからだとQuickTimeMovieで動画も視聴…

『前夜』定期購読

してみた。目取真俊さんの連載と、新城郁夫さんの文章が読めるようだ。で、『前夜』関連でノーマ・フィールドさんが小樽で講演する、と。http://www.zenya.org/ev-new.html#041205otaruこれは小樽文学館は関わってくるのかな? 新城さんの本で興味がわいたの…

おいどん&『前夜』

『男おいどん』講談社漫画文庫の第2巻と5巻が届いたので夜に読んだが、大声で爆笑して、ホロリ。でも、子供がいる娼婦の話は読んでいてさすがにきつかったな・・・この貧乏ネタ漫画で笑って泣けるのは、大山昇太以外の下宿生(浪人生)のような、本当の(…

松本零士『男おいどん』第6巻(講談社KCコミックス、1972年;1980年)

今、全巻セットは入手しづらいようなので、とりあえず届いた分だけ。おいどんの下宿って、筑波の院生だったころの私の部屋そっくりだ(さすがに私は布団、テレビ、冷蔵庫はあったけど)。下宿のバーサンじゃないが、自業自得だが哀れな苦学生(←じゃなかった…

木村茂雄編『ポストコロニアル文学の現在』(晃洋書房、2004年)

どちらの本もまだ未読なのだが、私と同年代かもうちょっと上(木村さん)とその周囲の人たち(特に若い学生さんたち)との共同作業の成果である。似たような関心を持っている人たちがちゃんといるのだなと感慨深い。

初雪です。

窓の外には雪が舞っています。冬の到来です。

岩渕功一・多田治・田仲康博編『沖縄に立ちすくむ──大学を超えて深化する知』(せりか書房、2004年)

『英語青年』12月号

佐藤良明「未来のために、イマジン」を読む。 「なぜ『英語青年』は続いているのか?答は明白でしょう。[われわれ]を囲い込むブラケットが、時代を超越して(時代から見放されて?)、いまだに保身の機能を果たしつづけているからです。」「よく練ってある…

社会学徒、頑張れ

それはそうと、久しぶりに北田暁大さんのHPを見る。http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/2948/ 仕事しているなあ。それにしても、自分の書いたテクストや発言がマスコミでバリバリ議論され消費されてゆくというのはどういう気分なのだろう。私…

シュガー・ベイブ『ソングス』(Niagara、1975年;1994年)

研究室の隅っこにあったのでついつい聴いてしまう。やはり「Show」と「Down Town」はいいなあ。

山下達郎『Greatest Hits! of Tatsuro Yamashita』(BMG,1997年)

英語の授業のリスニングでビーチ・ボーイズでも使おうかと思っていたのだが、達郎の英語の曲(「Your Eyes」とか)でもいいかと思って、これまた10数年ぶりにCDを購入し、しみじみと聴く。(そういえばLP、どうしたっけな、捨てたかな?)青山…

_Critical Inquiry_, Autumn 2004, 31:1

マンガやアニメばかり読んだり見たりしているのもなんなので、さっき届いた『クリティカル・インクワイアリー』について・・・と思ったのだが、"Arts of Transmission"特集ということで、これはまあメディア論だった。Ann Blair, 'Note Taking as an Art of …

カリスマ、『999』原作読破、他

アラファト議長という人については、私の場合まずサイードの批判を読んでからその存在を意識するようになったので、彼の死については複雑な気持ち。「カリスマ」という言葉がメディアを飛び交う今、ジェイムソン『政治的無意識』のカリスマ論を読み直そうか…

ヤマトは全然ダメだ・・・+α

昨日の夕方、松本作品ということで劇場版『ヤマト』(1977)を観たのだが、絵もテーマも全然ダメ。体が受け付けないという感じ。小学生の時は『999』よりも『ヤマト』に熱中していたはずなのだけど。 いきおいで昨晩夜中に『さよなら銀河鉄道999』…