拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

2007-01-01から1年間の記事一覧

濫読

12月30日。 孔子伝 (中公文庫BIBLIO)作者: 白川静出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/01/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 36回この商品を含むブログ (61件) を見るこれの古い新書を買っていたのだが、積ん読にしていたので読む。『論語』の孔子…

今年は忙しかった

12月26日。 博論書こう会にて、Nさんがご発表。私は途中で抜ける。 15時よりI先生の博論に副査として参加。ドイツの戦後の問題にはやはり多くを考えさせられる。 12月27日。 札幌へ。 終日寝る。 12月28日。 ゴリオ爺さん (上) (岩波文庫)作者: バルザック,…

対照的

12月25日。 午前。 中井亜佐子さんから以下の本をご恵贈いただきました。他者の自伝 ――ポストコロニアル文学を読む作者: 中井亜佐子出版社/メーカー: 研究社発売日: 2007/12/22メディア: ハードカバー購入: 3人 クリック: 45回この商品を含むブログ (19件) …

期待大

12月24日。 深夜〜夜明けのドライブ。 朝寝、昼寝、だらだら。 夕方、ブログのチェック。 やはり某所では濃厚な議論がなされていた模様。『新英米文学』をやると、例えば拙著の4章や5章はたちまち古くなる論文やら本やらが出てくるのは間違いなし、というこ…

『新しい学』

12月21日(続き)。 5〜6限、2コマ。「教職専門科目演習」なる授業を担当し、英語教育の話をする。当然、理論的な話はできないので、高校の出張講義を再演して、学生さんに批判してもらう。そろそろ新ネタを仕込まないといかんな。 総合文学の忘年会。バリバ…

ボヴァリスム

12月19日。 会議。 注文していた小笠原関係本がどかーっと届く。これは、読む。結果的に何も書けなくても、とにかく読む。 ダニエル・ロングさんのこれら▼なんかは基本だが、小笠原学ことはじめ (小笠原シリーズ (1))作者: ダニエル・ロング出版社/メーカー:…

青年

12月17日。 2コマ。 EnJOYCEmentの人、Nさん@静岡が本学に博論をもってやってきた。受理。1月17日に公聴会の予定。 修論組の論文を2本、がんばって朱書。夜になった。 12月18日。 朝、日経を読んだら、376×の株にヤバイ材料が出ていることを知る。短期の売…

『赤と黒』にしようか・・・

12月16日。 今週の院の授業は『ミメーシス』18章、スタンダールさん、バルザックさん、そしてフロベールさんという最強3人組を分析した章なのだが、スケジュールの都合で年明けにまでまたがるので、年末年始の宿題に以下の本を追加することに。赤と黒 (上) (…

師走

12月14日。 カゼで寝込む。夜、復活。 12月15日。 午前中、下水管の清掃。 午後からN先生退官記念論集の校正を、卒業生のHさんとNさんをお呼びして、院生といっしょに行う。HさんもNさんも、非常に忙しい中を、それぞれ京都、松山から駆けつけてくれた…

萌え

12月13日。 院ゼミ。『ミメーシス』下巻は17章のドイツ篇。シラーさんとゲーテさんがお題。というか、アウエルバッハさん考えるところの歴史主義についての詳しい説明、といったところで、いつもの詳しいテキスト分析はなし。 アさんの歴史主義は、ジェイム…

クックさんの眼鏡

12月10日。 2コマ。 ボチボチZep Reunionの映像がYouTubeに出てきたが、まだこれってのはない。比較的よいのはBBCのニュース映像(Black Dog)の短い映像。これは爺さんたちでもハードロックできるんだということを証明していると思う。85年や88年よりも、た…

タイーホ

12月9日。 私が、ではない。 職場に明日の予習のために本を取りに行った帰り、ふといつもと違う道で帰ろうと思い立って、妻木(さいき)の交差点で東大通りから県道201号(旧バス道路)に入ったら、ハザードランプの点滅するワゴンがある。ウザイなーと思っ…

寝ていました

12月7日。 某学会から、村山さんの著書、『(見えない)欲望へ向けて―クィア批評との対話』の書評が出るのだが、英文タイトルはわからないかという問い合わせが。早速筑波大中央図書館に潜って博論を確認したが、英訳タイトルはない。事務に聞くと、日本語の論…

枕頭の書

12月4日。 三コマ。ただし2学期末試験答案返却なのでラク。夕方は4時間びっちりレポート200枚読み。 12月5日。 面談。会議。〆切過ぎの紀要原稿を必死に書く。夕方はレポート200枚読みの続き。終了。 昨日の昼休みミーティングで、「私たちってゆっくり本読…

アンテナ更新

ひそかに楽しんでいたGeoffrey Chaucer Hath a Blogをアンテナに登録。

ありゃりゃ

台湾南部でデング熱流行 私は高雄には行けなかったんだがなー。

台湾のみなさん、ありがとうございました(写真下は「越南」のデザート、mor mor jar jar。激ウマー)

連チャンの会議をこなし、30日から2日まで台湾(台中&台北)に行ってきました。遊びではなかったのが残念ですが、それでも台中のKさんYさん、台北の筑波卒業生、国立台湾大学の先生方、アフォ話&有意義な議論ができて本当に感謝しています。ありがとうご…

中村さん、襲来

筑波のマジメな学生にとっては、中村和恵さんはまさに「襲来」という感じだったみたいで、中村さんに集中に来ていただく画策をした1人としては、してやったり。「野蛮人とは何か」というタイトルの話、私は土曜日午前中のみしか聴けなかったのだが、それでも…

England, England

明けぬ夜はない、たぶん。怒濤の11月もようやく平穏になった。俄然「けんきう」欲が出てきた。2学期末試験の答案は山ほどあるけどなー。A Shrinking Island: Modernism and National Culture in England作者: Jed Esty出版社/メーカー: Princeton University…

人は見た目が

3コマ。ただし期末試験監督なので楽勝。 15時から、福井崇史さんの博士請求論文*1公聴会に副査の1人として参加。「外見の修辞学」なるタイトルの、250頁超の重厚にして画期的な19世紀末リアリズム小説論──というか、人を見た目で判断することをめぐるさまざ…

Metal Macbeth

Y姐さんに感化された私もシェイ屑ピアをボチボチ見るようになっているのだが、東北学院大でみた「メタルマクベス」については、あーこれおもしれーなと思いつつも、不満が残った。中音域の音が分厚すぎ&スピード遅すぎ。おかげで歌詞にしたシェイクスピアの…

ごぶさたしております

KさんとSさん(院生)の博論予備審査、シェイクスピア研究者の佐野輶弥さんの博論ディフェンス無事終了*1、Y姐さんShlockspeareもといシェイ屑ピア打ち上げ花火巡業@東北学院大学へのサクラとしての参加&KJさんならびにA御大との地雷也での食事+α→山形大…

恩田陸さん@水戸

相当売れてウハウハの『下妻物語』の比較対象としては、これをやるべきだったようだ。*1 夜のピクニック ピクニックパック [DVD]出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ発売日: 2007/02/23メディア: DVD クリック: 57回この商品を含むブログ (44件) を見…

オレ見つけるの遅いよ

http://d.hatena.ne.jp/melaniek/ 読み応えたっぷり。到底真似出来んw 10月30日。 4コマのあと次年度の学部授業の調整。なかなか難しい。 夕方、来年の院の授業はコレに決めた。曖昧の七つの型〈上〉 (岩波文庫)作者: ウイリアム・エンプソン,岩崎宗治出版…

授業の質が落ちている・・・

英語2コマ。一コマ目で、学生に指摘されて、自分があまりに適当なことをしゃべっているのに気がついた。頭を冷やしてテクストを読んでみたら、どうってことないところ、というかごく簡単なところ。これはちょっとひどすぎる。ヤバイ。*1 10月26日。 N先生退…

やっぱりサイード

水曜日と昨日に2年生、3年生向けのガイダンスに出席、私が所属している領域の紹介などをするのだが、自分の専門は、といいかけて、あれ、「英文学」でいいのかなと自問自答。一応「英文学」と言いましたが、ホントは(1)〈英文学〉研究、(2)初期サイー…

まだ師走ではないのだが

朝から晩まで忙しいのー。 10月21日〜10月23日。 いろいろあったような気もするのだが、もうクリアな記憶がない。N先生退官記念論集の原稿はまだ半分しかできていない。 10月24日。 青柳悦子さんの博士論文、「文学と範例性――デリダの文学観と『千夜一夜』…

カゼひいた

毎年季節の変わり目にはカゼをひいているのだが、今年もカゼをひいてしまって、金曜日と土曜日は寝込んでいたのでした。中途覚醒でベッドからおきて小用、そのあとソファーにひっくり返ってついつい2時間くらい過ごしてしまうのだが、これがいかんのですな。…

どこだよこのカレー屋ってw

強烈に昭和の匂い。しかしつくばのどこだこのカレー屋って? ハッスルハウス30(16日・後楽園ホール)、タイガー・ジェット・シンが凶行に及んだ。茨城・つくば市内に7日に開店した本格的インド料理店「タイガー・ジェット・シン カレーハウス」で13…

グラスさん=釣り師

スピヴァクさん@沖縄の件について凹みつつも、職場のA先生の博論原稿を読了。 アウシュビッツによって打ちのめされた経験を語るという困難さを巡る、戦後ドイツ作家たちの語りの戦略についての分析なのだが、勉強になった。例えば、これは私もこのブログで…