拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

雑談

50歳になりました

Facebookへの投稿をこちらにも転載いたします。 ●この世に生まれてきて50年と半日くらいすぎました。半世紀。あっという間だったという気持ちが強いです。●誕生日へのメッセージ、ありがとうございます。30代半ばの心身の不調からの回復と、2006年(38歳でし…

3月は送別会の季節でした

3月18日は、荒木正純先生(筑波大学名誉教授、白百合女子教授)がご退職ということで、ご講演と「感謝の会」(パーティー)が白百合女子大学と仙川駅近くのレストランで開催されてまして、この企画は私も関わったこともあって、日本全国&海外から元教え子・…

15年

今日の午前中、仕事で家の近くの高校に行って、生徒さんたちの(どれもとても面白い)自主研究の発表の「座長」(要するにコメンテーター)をしてきたのだが、それが終わったあと、「●●(同僚のお名前)をご存知ですか?」と尋ねてきた生徒さんがいて、私は…

 ケガをしてしまいました(泣

日付は13日ですが、今朝(12日)の話。両手でガードもできなかったので多分寝ぼけていたのだと思いますが、居間で転んでしまい、何かの角にぶつけて、額に7針の切り傷を負ってしまいました。かなり出血したのですぐに救急車で病院に行き縫合処置をしてもら…

眠れないのは辛いですね…

卒論、修論、博論、その他諸々の校務や授業は仕事だから頑張ってやりますが(とはいえ綱渡りのスケジュール)、その他にもある原稿を書かねばならない。研究会の担当もある。講演もある。で、眠剤飲んでから布団にもぐりこんでも、まずは原稿のことが頭から…

年末(年始)がやっと見えてきました

年内〆のアレコレはとにもかくにも終わったので、ようやく年賀状&メールの準備ができるようになりました。1月に想定外の業務が入ってかなり忙しくなりそうなのですが、それはもう知らないことにして、予定より一日遅れで「冬眠」いたします。今年もお世話…

4人提出!

という報告を卒論組の学生諸君から聞いて一安心。しかしまだ明日の正午までの戦いは続く…とはいえ戦うのは私じゃないんだが、それでもまあ戦いを見届ける義務はあるわけで。今晩も眠眠打破とビタミンゼリーで頑張るのでありました。

『嵐が丘』(何回目かの)再読

今日の授業から鴻巣さんの訳で嵐が丘 (新潮文庫)作者: エミリー・ブロンテ,鴻巣友季子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/06/01メディア: ペーパーバック購入: 5人 クリック: 25回この商品を含むブログ (135件) を見るを読み始めるわけで、私も何度目かの…

今日は休みます

週明けは時間がある私。頑張ります…だとあんまりなので何か読んだ本のことを書こうかとも思ったのだが、最近はマニアックな資料とか論文とかばっかり読んでいて、ここで書くような本を読んでいないことに気がついたのでした。長崎経専で校長も勤めた英文学者…

『とめはねっ!』て結局『赤毛のアン』ものにはならなかったのか(嘆

とめはねっ!鈴里高校書道部 14 (ヤングサンデーコミックス)作者: 河合克敏出版社/メーカー: 小学館発売日: 2015/05/29メディア: コミックこの商品を含むブログ (20件) を見るこの『とめはねっ!』はたぶん2011年くらいからほったらかしていて、そういえばど…

南部藩と私

といってもよく調べたわけでもなく、正直調べること自体にためらいもあったことなのですが、備忘録的に。 先日Facebookに書いたことなのですが、私の母方の祖母は、今から今から100年以上前に生まれた(95歳まで生きた)人で、そもそもは八戸藩に仕えたある…

17年前の自分の記事を晒す

http://d.hatena.ne.jp/hspstcl/19990205 かつてのHPの最初の記事が多分これ。それをはてなブログに移植したんだと思う。 この時助手ですよ。それにしては本当にアホっぽい、というかアホな記事だが、でも一生懸命Homi Bhabha読んでいたんだなあ、研究してい…

君羅先生のこと、正木先生のこと

昨日、君羅久則先生(小樽商科大学名誉教授)が亡くなったとの連絡を受けて、かなり驚いた。というのも、定年退職されてからまだ5年、まだまだお元気だったはずと思って確認したら、やはり2011年3月末で定年退職、2013年まで特任教授、ということだった。私…

パスピエとかaikoとか中島みゆきとか英訳してます(授業)

パスピエとかBase Ball Bearとかサカナクションなどのバンドには詳しくないのですが、最近の20歳前後の若い衆が聞くのがこういう音楽だというので、それをせっせと聴き、学生が訳してきた英語歌詞(サビだけですが)についてあれこれ考え、クラスのみなでい…

期末試験モード終了&文化情報局ネタ

今日は英語の期末試験答案を返却した。金曜日が学類(学部)のレポートの〆切で、まあこれで「秋学期」はだいたい終わり。来週はイベント週間(3つ)、再来週は(ry 会議までのあいた時間に、昨年末の福岡での国際会議でSさんに教えて頂いた本を読んでいる…

1980年〜1987年

正月はKindle版で『めぞん一刻』を読んだのですが、これ1980年〜1987年の連載なのですね。単行本派の私、最終巻の15巻を買ってから読み返していないはずなので、29年ぶりの再読です。で、これはもう注釈付けないと、今の読者はわからないことが多いのではな…

2015年の終わりに

あっというまに2015年もあとわずかになってしまった。記録のために、今年の「まとめ」を書いておく。 (1)五島列島観光はよかった。短い滞在だったけれど、教会群を見て回れたのは良い思い出。本当はがっちり勉強してから行きたかったのだけれど、それはま…

このあとを見たい

安保法案が安保法になってしまった朝、気分は最悪である。というよりは先週からほぼ抑うつ状態ーーPCに向かってブログを更新しているから、しばらく休めばなんとかなりそうだが。いまは前向きなことは書けないが、でもこのあとを見たいという気持ちだけはあ…

五島列島に行ってきました(本当は9月)

ブログをチェックしていたら、8月には何も書いていないので、9月中旬の五島列島旅行について書いておく。とはいえ、K社のフリープランツアーでの2泊3日(レンタカー)旅行、じっくり教会を見て回るわけにもいかず…それでも主要なところは見てきました。頭…

台湾出張(23日、於:台湾国立政治大学)

今回は22日台湾入国、23日は午前9時午後6時の「フォーラム」、24日出国(深夜バスで筑波大学まで戻った)という強行軍、台湾の友人のみなさんとはお会いするのは諦めてーーみなさんすいませんーー、参加校(高麗大学、政治大学、北京外国語大学、筑波大学)…

最近読んだ本やマンガなど

昨年は涼宮ハルヒシリーズの原作とアニメとマンガを10年遅れで読んだ・観た。今年に入ってからは20年ぶりくらいにエヴァのテレビシリーズ&旧劇を観た→新劇も観た。これは「最近読んだ」じゃないけど、備忘録として。 ハルヒについてはこの論集のハルヒ論が…

新学期の授業のネタ

3年前位だったか、春期(筑波大学も今は2学期制になっています)の授業で、私が学生と一緒に読みたいという著作を一緒に読んで議論するという授業をやっている。4月からのその授業のリイーディング・リストには以下の著作が含まれる(予定)。予定、なのは…

この画像に心ひかれました

私が筑波大学にやってきたのが1991年。その夏に起こった事件から、私は表現とはなにか、いろいろ考えこむ様になったと思います。たぶん、サイードを読み始めたのもこの頃。今も考えこむ癖は変わらない。そんな私にとって、ツイッター上で流れていたこの画像…

 ごあいさつ

本日(28日)、つくば市から某所に移動して、年末年始は引きこもって休養します。今年もTwitter上やFacebook上でおつきあいくださった方々には、これで年末年始のご挨拶に代えさせていただきます。今年もいろいろお世話になりました。来年もどうぞよろしくお…

核とフォークナー『寓話』

卒論・修論・博論関連が重なって、カゼもひいてしまって、でも無理して茗荷谷まで行ってよかったのでした。というのは、Oさんによるフォークナー『寓話』論を聞けたから。時間がなくて、ズルをして、岩波文庫の阿部知二訳で予習をしたのだが、そうそうフォー…

『憂鬱なる党派』は(私には)面白い

いま、院の授業でゆっくり読んでいる(Eliot, "Ash Wednesday"なんかが引用されているのだった)、原爆文学という枠で(も)論じられる高橋和巳の『憂鬱なる党派』(1965年)は、広島で被爆した主人公の西村が(一応伏せてあるが)京都大学で英文学を研…

役に立つ英文学

もう四半世紀前になりますが、「なんで英文学なんかやっているの?」と尋ねられて、明快に答えることができなかった私は、博士論文まで書いて、英文学が役にたった具体例を調べたのです。例えば、日露戦争のとき、『英語青年』は頑張って戦意高揚をやりまし…

冷戦読書会>Alive

今日の午後3時から第47回(!)の冷戦読書会がありまして、最近齋藤も参加させていただいております。冷戦期の日本の英米文学者と〈アメリカ〉との関わり(特に「核」)を勉強し始めているところなので、まさにうってつけであるわけです。 ここ最近のネタは…

泥縄でスペンダーの勉強中

11月アタマにアメリカのピッツバーグでスティーブン・スペンダーについて話をするので、泥縄で勉強中です。Journals 1939-1983を買ったりとか(徳永暢三訳で『スティーヴン・スペンダー日記 1939ー1983』というのが出ていた)、雑誌Encounterについての論文…

『文学理論をひらく』&『革命の芸術家』

筑波大学の夏期休暇は8月と9月。しかし8月は正直校務でつぶれたのでした。9月の3週目は学会三昧+α。あと2日になってしまった…。ギアチェンジをするのが億劫な月曜日ですが、どーんとした頂き物がメールボックスにありました!革命の芸術家 C・L・R・ジェー…