拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

2000-06-01から1ヶ月間の記事一覧

札幌交響楽団

リサーチや書籍購入のため札幌に出ることが多い。ついでにキタラホールに立ち寄り、何かやっていれば聴いていく。あのホールの音を聴くだけでも結構満足できる。 先週金曜日は札幌交響楽団(札饗)の定期演奏会だった。バルトークのピアノ協奏曲はピアノの打…

私たちの生きている時代

私たちはどのような時代に生きているのか作者: 辺見庸,高橋哲哉出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2000/02/04メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見る 高橋:シモーヌ・ヴェイユは――彼女は工場労働やスペイン市民戦争など、現場に…

空想の森映画祭

日曜日、友人の車で「空想の森映画祭」なるイベントに行ってきた。新得町新内といっても分からない人が多いだろうが、十勝側から狩勝峠を登る直前、サホロ・リゾートの直下である。開拓の里である。この新内の開拓農家の井上さんの倉庫を「豊之進劇場」とし…

『文学』5/6月号(岩波書店) 特集=いま英文学とはなにか といったって、「かつて英文学とはなんだったのか」をきちんとやっていないんだから、こういう特集をくんだってたかが知れている。とはいえ、富山論文は、過去30年間の日本の英文学研究なるも…

クマソタケルの末裔作者: 小桧山博出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1989/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る「野性よ、疲弊した文明を撃て――」とカバーに書いてあるが、その通りの小説。十勝毎日新聞に小説を連載している立松和平さんの作…

〈北海道〉

先週の水曜日は「開学記念日」だったので全学休み。月火は授業がないので休暇をとり、四日間ほど札幌でリサーチをしてきた。後期開講の「表象文化論」のネタを仕込むためである。 今年は「メディアにおける北海道表象」を取り上げる。北海道といえば「広い」…