拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

2012-01-01から1年間の記事一覧

第2回文学受容変容研究会@東洋大学白山キャンパス

昨日、無事終わりました。飲み会も楽しく、今年の締めとしては理想的でございました。遠くからお越しいただいたS先生のご講演は村上春樹を精読しつつ(これが半端ではない)世界文学への議論に参与しようというアツいものでして、やっぱりああじゃなきゃいか…

松井秀喜が引退か〜

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121228/t10014490841000.html NHKのニュースで流れましたね。甲子園の連続5打席敬遠がほんの少し前のようです。巨人でもヤンキースでもスターでしたね。お疲れさまでした。 イチローが引退したら、さらに「俺もトシだな…

ド・マン翻訳二つ

読むことのアレゴリー――ルソー、ニーチェ、リルケ、プルーストにおける比喩的言語作者: ポール・ド・マン,Paul de Man,土田知則出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/12/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (15件) を見る盲目…

岡和田さんご講演無事終了

土曜日の15時〜16時30分+質疑応答で、大変有意義な会となりました。何より私が刺激を受けまくったのでした(いずれ書く予定)。とりあえず次の本はゲットしておく、と。(向井の本は持っておりますが。)コシャマイン記・ベロニカ物語 鶴田知也作品集 (講談…

『明治期露西亜文学翻訳論攷』が出ました!

明治期露西亜文学翻訳論攷作者: 加藤百合出版社/メーカー: 東洋書店発売日: 2012/12/01メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見る加藤百合先生よりご恵贈いただきました。ありがとうございました&ご出版おめでとうございます。すで…

なかなか面白い

ソードアート・オンライン アインクラッド 1 (電撃コミックス)作者: 川原礫,中村貯子出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2012/09/27メディア: コミック クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見る全くの、本当に全くの素人として読み…

岡和田晃氏講演会「アイヌならざる者の現代アイヌ文学」(12月22日)

筑波の学類生を念頭においた講演会ですが、ここでも紹介させていただきます。岡和田晃さんのHPにもすでにこの講演会の紹介があります。 http://d.hatena.ne.jp/Thorn/20121222/p1 岡和田さんは非常に多才な方ですが、今回はこのテーマでのご講演をお願いし…

『未来の考古学?』

訳者のみなさんからご恵贈いただきました。未来の考古学 第二巻――思想の達しうる限り作者: フレドリック・ジェイムソン,秦邦生,河野真太郎,大貫隆史出版社/メーカー: 作品社発売日: 2012/12/14メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 50回この商品を含むブログ…

筑波大学比較・理論文学会第5回研究会

SRL嬢による樋口一葉三部作の「養子」と「家」についての口頭発表予行演習。SRLさんの日本語の力も着実に向上してきて、教員としてはうれしいわけです。文学から見た家族法――近代日本における女・夫婦・家族像の変遷作者: 大村敦志出版社/メーカー: ミネルヴ…

『日常の戦ひ』(1944年)

某国立方面の方よりご教示いただいた国策映画。主人公が英文学者というのが大事なのであるわけだが、博論を書く前にこういうのを観ていない私は本当にダメダメだと思う。もっとも映画まで手を出すと博論プロジェクトは破綻しただろうなあと思うが。 こんな紹…

「特定秘密法案に反対する学者の会」のブログ

ASL

http://www.anti-secrecy-law.blogspot.jp/ 私の住む町、つくば市にいらっしゃる「学者」のみなさん、全国にいらっしゃる「学者」のみなさん、どうぞこのブログをお読みください。どんどん賛同者が増えています。 11月30日:1130人位(だったと思います、す…

『田舎教師』と『フライディ』を読了

iPhoneでの投稿。三連休で体力を回復したので、卒論と博論のチェック読みを淡々とこなす。七割終了。 昨晩は田山花袋『田舎教師』を読んだ。これほど「帝国の文学」だとはなあ。別エントリーにするのも面倒なので、札幌滞在中はここを活用。 トゥルニエ『フ…

かぜひいた…

昨日の朝から熱っぽく、午後の××委員会では薬が効きすぎてかなりつらく、次の会議は蝦蟇の油が額からしみ出てきた。昨晩は薬をがっつり服用して寝たが、いまでもまだぼわーっとしています。やっぱり季節の変わり目には風邪をひくのがデフォなのか。あーあ。

『希望』到着!

見開きの頁は広島版をおさめた「別巻」収録の「エスポワール」第二号(1949年5月)、エドモンド・ブランデン「現代英国作家(講演 於:広島高師附小講堂)」。「記録並びに指導 雑賀忠義広高教授 駒田博之訳」とある。 ともあれ、同時期に広島文理大で出てい…

三人社HP

http://3ninsha.blog.fc2.com/ おお、『希望』の写真が!

『イギリス映画と文化政策』

ご恵贈いただきました。Oさん、Oさん、Mさん、ありがとうございました。イギリス映画と文化政策――ブレア政権以降のポリティカル・エコノミー作者: 河島伸子,大谷伴子,大田信良,エグリントンみか,三浦玲一,松本朗,太下義之出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版…

[雑談]『油断』

油断! (日経ビジネス人文庫)作者: 堺屋太一出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2005/12/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見るエネルギーと英米文学のシンポジウムを先週の土曜日に拝聴して、某Yさんとメールしていたら、日本には企業小説…

筑波大学比較・理論文学会連続研究会第4回

昨日は17時から研究会の4回目。前回につづいて吉見さんの文章を読む。1996年にカルチュラル・スタディーズに転回点があったとあり、たしかにホールさんを読んだシンポがその前の年にあり、『思想』や『現代思想』で特集号がありと、これは個人的にも記憶して…

歴史を感じる

月曜日は近場の某高校にて「学類紹介授業」なるものをやってきたのですが、自己紹介の中で「ブログはじめて13年なんですよ〜、君らは15歳とかですよね」と言ってみて、ああ、正確にいえばHP(今は完全放置中、いつかサルベージできるだろうか)を開設した…

やっぱいきたかったなあ

ウェールズへ・・・、と、これ(http://d.hatena.ne.jp/shintak/)を読むと思ってしまうのでした。そんなの「贅沢は敵です!」、ということなのでしょうか。 ともあれ、予備論2本のチェックもほぼ終了(きつかった・・・)。明日の一限が終われば、少しゆっ…

『希望』注文!

執筆者一覧の中に小田島雄志の名前があるわけです。木下順二もあるから、芝居(シェイクスピアかな)からみの記事だろうと思うのですが、ともあれどういう文脈でどういう記事が出ているのか楽しみです。これもずずずーっと読み倒さなきゃいけないなあ。年末…

筑波大学比較・理論文学会連続研究会第3回

あとでかく予定。というか、いつのまにかATOKがBaiduに変わっているのだが、そんな操作したっけ?>オレ 11月6日。吉見さんの、ギアーツ「厚い記述」論争の紹介と、ポストコロニアル批評、新しい文化史、カルチュラル・スタディーズへの流れを「声を出して読…

第3回研究会は「カルチュラル・ターン」(日本語の方です)

というわけで、これから第3回研究会の準備。カルチュラル・ターン、文化の政治学へ作者: 吉見俊哉出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2003/05/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見るを読みたいという人がおりまして、これをやり…

ウェールズへ行きたしと思へども

1945年〜52年の『英語青年』とにらめっこしていたのでなんとなく旧かなモードなのは勘弁してください。まあ今いっても完全お客さんだし、そもそも無茶苦茶忙しかったし、今も忙しくて「はてな逃避」しているし。でも行きたかったなあと。 まあいずれどこかで…

仕事仕事仕事

今日は一限一コマ終了後、卒論面談。昼飯前に査読一本、昼飯後に査読一本。これから家に帰って『英語青年』(もう見たくないが、しゃあない)を見ながら原稿との照合。これは明日明後日で片付ける。月曜日の午後は某高校にて出張授業だが、その準備は月曜の…

原稿ほぼ完成

gbkの原稿。『英語青年』の再読と、追加データの入力が終了。結局3割ほど分量が増えました。齋藤の目は節穴だったということです。ともあれ、あとは細かいところをなおせば、なんとかこの週末には原稿を送れそうです。>関係者のみなさま 正直、しばらく『英…

筑波大学比較・理論文学会連続研究会(第2回)

昨日、10月31日に表記の研究会をおこないました。といっても、参加者は少なかったのですが。まあそういうこともあります。 内容は、先日、日本比較文学会で発表されたヨウコウさんの、発表をふまえたお話し。あらためて(芥川や谷崎の中国旅行の世話をした)…

はてなDiaryがフリーズしまくるんですが・・・&『希望』復刻版

はてながダメなのか、7年もの(途中でVista登載)のDellさんがもうダメなのか。後者に一票であるかなあ。しかしこれから三人社の『希望』復刻版も買わないといけないしなあ。 http://www.kinokuniya.co.jp/03f/book/9784906943043.pdf ちょっと重いファイル…

結局7年分の『英語青年』読み直しているというorz

某gbkの論文締め切りが間近なので先週あたりから追い込みをかけている。本当はもっと余裕のはずで、某全国大会でシンポなどを聞いているはずだった。しかしそれは無理だった。というのは、この論文というか研究ノートは7月のgbkで発表したものが元になってい…

ウェルズの獣人とバーディー

「ロビンソンもの」読み倒し授業の、次なるネタはこれ↓。モロー博士の島 (創元SF文庫)作者: H.G.ウェルズ,H.G. Wells,中村融出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1996/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 45回この商品を含むブログ (29件) を見るThe Islan…