拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

研究する2週間

8月24日の大学説明会(比較文化学類)も無事終了、成績も出して、院生面談も終了。ようやく落ち着いて本を読める(泣)。私と朝鮮作者: 小田実出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1977/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るUlysses (Gabler E…

『ユリシーズ』と『荒地』

昔読んだ本を引っ張りだしてきての再読。『荒地』初稿からコンラッドへの言及が消えたこと、これ、ベタな言い方にあるが、アフリカ(におけるヨーロッパ植民地主義表象〜イングランドとアフリカとのつながり)の抑圧ということも考えないといかんですよね。…

「跨境する文学」!

名古屋大から日比さんをお呼びして、つくばの比較文化学類の集中授業を担当していただいている、その前半が終了しました。題して「跨境する文学ーー近代から現代まで」。内容は、「日本文学」の「跨境」であり、「日本文学」のインフラ(ってのは私の言葉だ…

第45回原爆文学研究会

2日と3日に名古屋大学で開催された会ですが、私は3日のみ参加して、井伏鱒二『黒い雨』と重松静馬『重松日記』を比較しつつ、重松は寡黙ではなくむしろ演説好きなこと、その内容がなかなかねじれていること、そしてこうしたことが井伏による「日記」の小…

春学期授業終了、夏の業務開始

昨晩、春学期の授業は終わった。レポートは10日〆切(院はもうちょっと遅い)にしたわけだし、週明けからは博論の指導やら集中授業のmanagement、8月24日の大学説明会(比較文化学類)の仕切りなどがあり、ぶっちゃけ8月は全部つぶれる。毎度のことである。…