拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

紹介

『アイヌ民族否定論に抗する』、でました!

緊急出版で、すごい寄稿者の文章が読める。私、速攻で買いました。アイヌ民族否定論に抗する作者: 岡和田晃,マークウィンチェスター出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/01/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (30件) を見る追記 編者の一人、岡…

冷戦読書会>Alive

今日の午後3時から第47回(!)の冷戦読書会がありまして、最近齋藤も参加させていただいております。冷戦期の日本の英米文学者と〈アメリカ〉との関わり(特に「核」)を勉強し始めているところなので、まさにうってつけであるわけです。 ここ最近のネタは…

筑波大学比較・理論文学会公式ブログ

筑波大学大学院文芸・言語専攻総合文学領域の院生・卒業生・教員を中心とする「筑波大学比較・理論文学会」の公式ブログができました。(というか、院生につくってもらいました。) http://tkbhikakuriron.hatenablog.com/ これから徐々に広報活動も本格化し…

『ユリシーズ』と『荒地』

昔読んだ本を引っ張りだしてきての再読。『荒地』初稿からコンラッドへの言及が消えたこと、これ、ベタな言い方にあるが、アフリカ(におけるヨーロッパ植民地主義表象〜イングランドとアフリカとのつながり)の抑圧ということも考えないといかんですよね。…

「跨境する文学」!

名古屋大から日比さんをお呼びして、つくばの比較文化学類の集中授業を担当していただいている、その前半が終了しました。題して「跨境する文学ーー近代から現代まで」。内容は、「日本文学」の「跨境」であり、「日本文学」のインフラ(ってのは私の言葉だ…

海老根・高橋編『一九世紀「英国」小説の展開』

はてなから通知があったので、それに対応したついでに更新。一九世紀 英国 小説の展開作者: 海老根宏,高橋和久出版社/メーカー: 松柏社発売日: 2014/06/15メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る海老根先生のもとで学んだ方々の手になる論集。寄…

ニコラス・ロイル『デリダと文学』

訳者のお二人からお恵みいただきました。ありがとうございました!デリダと文学 (叢書・エクリチュールの冒険)作者: ニコラス・ロイル,中井亜佐子,吉田裕出版社/メーカー: 月曜社発売日: 2014/06/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3…

E君からハインライン『自由未来』

人間相手のお仕事はたぶん私には向いていないのでしょう、疲労ばかりが募る日々ですが、たまにはいいこともあったりします。昨日、百香亭大学店で夕飯を食べたあと研究室に戻ったら、ドアのところにロバート・A・ハインライン『自由未来』の邦訳(早川書房、…

コーネル・ウェスト『民主主義の問題』

民主主義の問題: 帝国主義との闘いに勝つこと作者: コーネルウェスト,Cornel West,越智博美,松井優子,三浦玲一出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2014/02/13メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る翻訳者のみなさまからご恵贈いただきまし…

【拡散希望】トランスパシフィックなWS&シンポ(3月8・9日)

今、私&吉原ゆかりさん(筑波組)+越智博美さん&井上間従文さん(一橋組)でやっている科研で、若手研究者ワークショップ(3月8日、一橋大学)とシンポ(3月9日、筑波大学@東京キャンパス〔茗荷谷〕←ここ注意)をやります。科研のキーワードが「トランス…

『「なんで英語やるの?」の戦後史』――《国民教育》としての英語、その伝統の成立過程

という本が研究社から出るようです。寺沢拓敬さんのご著書です。 http://webshop.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-41088-9.html 拙著『帝国日本の英文学』では触れることのできなかった「戦後史」でもあり(「なんで英米文学やるの?」という問いとは直接に…

2月8日イベントのポスターです

なかなか濃いイベントになりそうです。

シンポジウム「「世界内戦」時代のSFと文学」樺山三英×仁木稔×宮内悠介(司会:岡和田晃)

こういうイベントを筑波大学でやることになりました。オープンで、無料です。 岡和田さんのブログ(http://d.hatena.ne.jp/Thorn/20140115/p1)から、転載します。 筑波大学比較・理論文学会 平成25年度年次大会 第二部 シンポジウム「「世界内戦」時代のSF…

Led Zeppelinのドキュメンタリー他

【Amazon.co.jp限定】LEGENDS of LEGENDS DOCUMENTARY LED ZEPPELIN [DVD]出版社/メーカー: バップ発売日: 2013/11/20メディア: DVDこの商品を含むブログ (1件) を見るLed Zeppelin Live At Earl's Court 1975 [DVD]出版社/メーカー: Masterplan発売日: 2007…

共通文化にむけて

共通文化にむけて (文化研究 I)作者: レイモンド・ウィリアムズ,川端康雄,大貫隆史,河野真太郎,近藤康裕,田中裕介出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2013/12/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る昨年末に刊行された、レイモンド・ウィリ…

「特定秘密法案に反対する学者の会」、現在3770名(12月6日0時現在)

http://www.anti-secrecy-law.blogspot.jp/ 私の住む町、つくば市にいらっしゃる「学者」のみなさん、全国にいらっしゃる「学者」のみなさん、どうぞこのブログをお読みください。どんどん賛同者が増えています。 11月30日:1130人位(だったと思います、す…

特定秘密保護法案の成立について思うこと

まとまりもつかぬ文章をまた書きます。すいません。 残念ながら、この希代の悪法が参院を通ってしまいました。 http://www.asahi.com/articles/TKY201312060265.html?ref=com_top6_1st 12月3日の「学者の会」記者会見でも「長い闘いになる」「だからこそ参院…

 筑波大学の「留学関係学内情報まとめ!」の紹介

比文(比較文化学類)の学生さんが作った、筑波大学の「留学関係学内情報まとめ!」。機会があれば、短期でも長期でも留学するのはよいことですね! http://utic.weebly.com/1/post/2013/11/19.html

本2冊

人文学と批評の使命――デモクラシーのために (岩波現代文庫)作者: エドワード・W.サイード,村山敏勝,三宅敦子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/09/19メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る私はもちろん初版を持っているが(というか村山さん…

進一男『あまんゆ』

今年の卒論生が、この奄美大島出身の現代詩人を取り上げるというので、読んでいる。島尾敏雄だけではないことがよくよくわかりませした。 ぱらぱらめくるだけで、19〜20世紀ヨーロッパ詩の引用と、〈島〉をめぐる思索=詩作ということでしょうか。なかな…

とうとう安西先生の本を買ってしまった(笑)。

いやいやこれですよ。イギリス風景式庭園の美学―「開かれた庭」のパラドックス作者: 安西信一出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2000/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見るこれは修論指導対策なので、ガチで読む。そもそも私はイギリ…

9月28日の研究会

他にもあるんですが、私のブログ的にはこれを紹介します。行けるかもしれん。 http://d.hatena.ne.jp/takashimura/ レイモンド・ウィリアムズ研究会 ワークショップ わたしたちの文化をどうするか ――――変化と連続性からみるイギリス社会―――― 日時:2013…

ヌスバウムの翻訳一点

某氏からのメールで知った、この翻訳。もちろん買います。訳者のOさんって、どっちもOさんか(笑)、片方のOさん、頑張っているなあ。こういうひどい状況だから、私も仕事できるときに仕事しないと。経済成長がすべてか?――デモクラシーが人文学を必要とする…

9月の「積ん読」

「大東亜戦争」期 出版異聞――『印度資源論』の謎を追って作者: 小谷汪之出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/07/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見るこれは面白そう。『ガリヴァー旅行記』徹底注釈(本文篇・注釈篇)作者: スウィフト,原…

スウィフト論三点

明日の授業のため、昔読んだ本をひっくり返している。『ガリヴァー旅行記』を読む (岩波セミナーブックス)作者: 富山太佳夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/03/21メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見るどうしても一冊とな…

“地方”文学

東北方面ではこんな本が出ている。東北近代文学事典作者: 日本近代文学会東北支部出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2013/06/28メディア: 大型本この商品を含むブログ (1件) を見る買います。「南東北」の茨城県人として読むとか(嘘)。ぶあついので通読は…

岩波『思想』7月号ポール・ド・マン特集

当然買います。 http://www.iwanami.co.jp/topics/annai/annai.pdf

Kさん出版記念パーティー

土曜日はKさんの出版記念パーティーということで、国立まで行ってきました。実はすでにこの本を読む機会があったのですが、猛烈に刺激を受けました。やっぱり一生懸命勉強しなくちゃ。>俺〈田舎と都会〉の系譜学: 20世紀イギリスと「文化」の地図作者: 河野…

『文化と暴力』

文化と暴力―揺曵するユニオンジャック作者: 清水知子出版社/メーカー: 月曜社発売日: 2013/05/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見るご恵贈いただきました。ありがとうございます!ついに主著が出たか〜、おめでとうございます。あとがきにサ…

『ジェンダーと「自由』、ご恵贈ありがとうございました

ジェンダーと「自由」―理論、リベラリズム、クィア作者: 三浦玲一,早坂静出版社/メーカー: 彩流社発売日: 2013/03/01メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (6件) を見る「一橋リレー講義」が本に出ているというわけで、これは凄いです。なか…