拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

1999-03-01から1ヶ月間の記事一覧

米須興文『文学作品の誕生』

昨日書いた文章中、①下劣なひがみ根性丸出しの文章があり、これは北海道における観光という重要な問題に触れているとは思うけれども、具体的な事例ではなくて「観光客」という一般化をやってしまった。削除します。②「どうして多くの人は〔サイードを読んで…

湊千尋、ピーター・ゲイ、『ゲバラ』

札幌では港千尋『映像論ー〈光の世紀〉から〈記憶の世紀〉へ』(日本放送出版協会、1998)、ピーター・ゲイ『ワイマール文化』(みすず書房、1999)、パコ・イグナシオ・タイボⅡ他著『ゲバラ コンゴ戦記1965』(現代企画室、1999)を購入。ゲバラ コンゴ…

安田敏朗『帝国日本の言語編制』

安田敏朗『帝国日本の言語編制』(世織書房)。 某研究会で安田敏明『帝国日本の言語編制』を取り上げるため、昨日読んだのですが、正直なところ、イ・ヨンスク『「国語」という思想』を読んだあとだけに、新味がない。新味がなくてもいいんですが、イさんの…

『驚異と占有』

先週、恥ずかしながら、初めてグリーンブラット『驚異と占有』を荒木訳で読んだのですが、やはりインスパイアされます。驚異と占有―新世界の驚き作者: S.グリーンブラット,Stephen Greenblatt,荒木正純出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1994/04メディア: …