拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「ちびくろサンボ」を思い出す

懐かしいマンガ『サイボーグ009』全巻を読み返してみて、あらためて思ったのが、例の「ちびくろサンボ」の問題だ。『009』最後の作品、「緊急シミュレーション1992」(『産経新聞』1992年1月1日)の008ピュンマが、なんというかアフリカ…

イチロー、本日5打数2安打、合計254安打で歴代第2位!

ということで、あと3本で新記録。さあこれからだ!頑張れイチロー!

西成彦『耳の悦楽──ラフカディオ・ハーンと女たち』紀伊國屋書店、2004年

西さんのハーン論がまた出た。これはハーン論の集大成だとあとがきにあるので、読もう。で、昨晩と今朝ぼちぼち読み進めているが、西さんのハーンへの偏愛を強く感じる。かなり強力に刺激されている。

レイ・チョウ読了

『女性と中国のモダニティ』読了。起床後や就寝前に少しずつ読んでいたので、というかダラダラ読んでいたので、時間がかかってしまった・・・ホンネを言えば、後半少し興味が薄れたので、モチベーションが上がらなかったのである。後半の2章は、1980年…

『現代思想』9月臨時増刊、「ブックガイド60」

が届いたのだが、目次を見るとヴィーコがなくてヴェイユがあるのだった。そんなもんかな。いや、ヴェイユが嫌いだということでは全然無くて、彼女の著作集は買っているくらいには読んでいるのだが。植民地問題にも関心が深いし。

昼休みカキコ

イチロー、今日はいまのところで!3安打、シーズン通算241安打、あと12試合。このところ調子が上がらず、相手にも敬遠されたりしていたのに、さすが本当の天才はちがう。これはおもしろくなってきたなあ。一方、野茂は中継ぎ降格とか。野茂は私と同い…

島村ジョー=志垣太郎!?

某2chをのぞいていたら、こんな話があった・・・ >アニメというか原作だが、 >サイボーグ009のモデルは志垣太郎らしい。 ネタにしても凄すぎる・・・たぶん「川村稔」のころなのだろうが・・・。

レイ・チョウ読み再開

最近寄る11時前に寝るので、5時くらいに目が覚める。ヒマなので、レイ・チョウを読んでいる。実は、第一章まで読んで、夏休みに入ってしまったので、放置プレイをしていたのである。今、第二章を読んでいるのだが、これは、あ、「博論」の焼き直しだな、…

「恭順蛮人」ゲット!

と書いても?の人が多いだろうが、これは拙論「日本の「闇の奥」」(本HPのworksに収録http://www003.upp.so-net.ne.jp/hspstcl/works/hdj.htm欄を参照)で欠かせないネタである。1930年代〜40年代にかけて、日本において「恭順蛮人」といえばかの霧…

(私費)ジャンバティスタ・ヴィーコ『ヴィーコ自叙伝』西本晃二訳、みすず書房、1991年

急に読みたくなったので、おもわず買ってしまった。読まなかったけど。

(私費)バチェラー八重子『若きウタリに』岩波現代文庫、2003年

これはかなりすごいと思った。後期の授業でも使えるかも。村井紀の解説も充実(ちょっと感傷的かも)。

(私費)島崎藤村『破戒』岩波文庫、1957年;2002年改版

魚住の『野中弘務―差別と権力』(講談社、2004年)を読んだので、久しぶりに通読。瀬川丑松のような人はテキサスだけではなくて北海道にも開拓に入ったんだろうなと考える。でも、そういう研究はまだ読んでいない。

(寄贈)吉田徹夫『ジョウゼフ・コンラッドの世界――翼の折れた鳥』第2版、開文社出版、2004年

参考文献59頁に私の「闇の奥」論が紹介されているのだった。感謝です。

夏休み

は久しぶりにゴロゴロしてしまった。札幌の実家にある石森章太郎『サイボーグ009』小学館版15巻をたぶん25年ぶりくらいに読んでしまい、懐かしさのあまり未読の作品をメディアファクトリー版全36巻から買い足して、ほぼ通読してしまった。初期(誕…

私費で四冊がーっと購入

魚住昭『野中広務──差別と権力』講談社、2004年 酒井隆史『暴力の哲学』河出書房新社、2004年 渋谷望『魂の労働』青土社、2003年 バレンボイム/サイード『音楽と社会』中野真紀子訳、みすず書房、2004年魚住の本には興味がある。「内地」で…

(私費)村上春樹『アフターダーク』講談社、2004年

帯広駅の本屋で購入。さて、いつ読むかな。

台風・・・&私費

どうも日高山脈が大きな障壁になっているようで、日高以西は暴風でひどいようだが、8時40分現在、帯広は薄明かりがさす天気である。 博論のタイトルと序論を大きく書き直すかどうか迷っている。議論はやはりできる限り明快な方がいいだろうと思うので。 …

レイ・チョウ『女性と中国のモダニティ』田村加代子訳、みすず書房、2003年

夏休みの自由研究、コプチェク『〈女〉なんて・・・』をひとまず読み終えたので、ずいぶん前に英語で読んだこの本を田村訳で読み直そうと思う。今、博論を出版のために書き直しているので、そのための勉強になればとも思う。 序章から。 したがって、近代中…

沖縄ヘリ事件

これには本当に憤慨していることはここで書いた。HPの表紙で関係サイトへのリンクを貼っておいたが、こちらに移動しておく。ちなみにporqueさんは琉大法文学部の学生さんである。個人でできることはたくさんあるのだ。 porqueさんのブログ http://d.hatena…

ユン・スアン「帝国日本と英語教育──岡倉由三郎を中心に」(修士論文:京都大学大学院教育学研究科)

以前この日記で紹介した院生の論文である。私の岡倉論を読んでくれていたこの方から修士論文を贈っていただいたのである。いずれこの修士論文を含んだ博士論文が執筆され、刊行されることになるだろうし、そうなることを強く期待している。 私にとっては、こ…

独文学者・評論家の種村季弘さん死去

とのこと。私はいい読者ではなかったなあ。 http://www.asahi.com/obituaries/update/0902/001.html

コプチェク読書メモ4

今のところ第1章に非常に刺激を受けている。2〜4は1章の変奏としてさらさら読む。昨晩、コプチェク読了。序章、第一章、第5章に興味を持った。 第5章から。 カントのいう内なる裁判官は超自我と厳密に等価的である、ということはすでに指摘した。超自…