2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧
いままで読んできた諸論文がまとめられているので便利。山城むつみ『文学のプログラム』を再読しながら、読むことにしよう。
みなさん、ありがとうございます。
『Textual Practice』(18:2, Summer 2004)を見ていると、こんな書評があった。イーグルトンの悲劇論は、どうも"pharmakos"を念頭においたものらしい。お世話になった加藤行夫先生の『悲劇とはなにか』をもう一度読んでみようか。
・・・とはいえ、どうやら道央方面に行ったようで、今帯広では雨が止んでいる。
先日、関西のK大学の院生から連絡をもらったのだが、その人はなんと岡倉由三郎と英語教育で研究をしているとのことだった。日本の旧植民地における諸問題を研究されているK大学のK先生の指導を受けている人である。とうとうこういうテーマで研究する人が…
最後の時まで、つまり必ずアンティゴネーを崩壊させることになる行為がもたらす重大な帰結の時まで持続する彼女の固執性、不撓不屈は、近代的前進への帰依または自己分裂としてのクレオンの固着性と対照的である。この対照によって気づくのは、「欲望のリア…
の終章「性と理性の安楽死」のラストにちゃんとこう書いてあった。 ラカンはこう説明している。「・・・超自我(“享楽せよ!”という命令)は去勢の相関物であり、これは〈他者〉の享楽、〈他者〉の身体の享楽は無限(無限遠点)においてしか約束されていない…
レイ・チョウの論文は、スピヴァック『ある学問の死』を読んだ人ならそれほど難しくもない(というかスピヴァックの方が難しい)。そもそも「比較」文学というときに、今までは"Europe and Its Others"(→ちなみに、これはレイ・チョウは明言していないが、1…
ジェイムソン掲示板で昨日の柄谷&コプチェクネタに触れられていたのにちょと驚き。 確かに序章は難しいなあ。昔、訳者の一人toshimさんが_Read My Desire_面白いぞと言っていたのに、さらにもう一人の訳者N氏がジジェクを訳しているのに、今まですっとばし…
『現代思想』特集「いまなぜ国家か」の柄谷インタビューを読む。格別の驚きはないのだが、一つ興味深い点が。途中に、圧倒的な暴力に対抗する一つの手としてガンジーの非−暴力の話が出てきて、これはマスコミを使って暴力的な相手に圧倒される様子を宣伝する…
正直、私が生きているうちに、北海道の高校球児が夏の甲子園で優勝する姿を見ることはないだろうと思っていた。もちろん、最近はかつてのように出ると負け、ではなかったが、──私は高校の修学旅行の時、甲子園に行って、桑田&清原のPL学園と駒沢岩見沢(…
このHPは「大学院を目指す人」にとって、一読の価値があると思う。http://www.nanzan-u.ac.jp/~urakami/in.html自分自身のことを考えてみると・・・なんだろうな、よくわからないが、20代の半ばには、「研究者」になれるという予感はあった。ただし、こ…
これは読まねば、といいつつ、コプチェク『女なんていないと想像してごらん』(河出書房新社)をまだ読み切れていない私。
沖縄国際大学のキャンパスに普天間基地の大型ヘリが墜落したこと、そしてその後の事態の推移について見ていくと、やはり沖縄と米軍との厳しい関係を思ってしまう。やはり沖縄はアメリカの軍事基地なのだ。この事件が気になるのは、私の後輩が働いているから…
8月8日から8月15日まで、香港理工大学で開催された、ICLAから帰ってきました。私は11日までしか参加できなかったのですが、私たちのセッションへの参加者もゼロではなく、それなりの応答もあったので、まあよしとするか、という気持ちです。ただ…