拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

新城郁夫『沖縄文学という企て──葛藤する言語・身体・記憶』(インパクト出版会、2003)

これはかなり面白かった。もちろん「沖縄文学」を構成するテクストをほとんど読んでいないので、未知のテクストのことを知ることができたという意味で面白かったというのもあるのだが、「北海道」のことを考える際にも参考になる書物だと思った。

『ちゅらさん』完全版(DVD,NHK)

沖縄表象の話を(少しだけど)講義でやらねばならないことになったので(ある意味ドツボに嵌ったのだが)、一話くらいはなめるように観なければ。

「ちゅらさん」、買っちまったよ・・・

某出版助成金の申請書類を書いて結構しんどかった先週と今週。今日土曜日になってやっと時間がとれたので、今日と明日は↓でも観る予定。

トリュフォー観ました

昨晩NHKBSでジャンヌ・モロー主演「突然炎のごとく」を観てました。昔観たはずなんだけど、あれ〜、こんなに面白かったっけと思ってしまった。気付かなかったけれど、今週はトリュフォー特集。今日は「日曜日が待ち遠しい」。今晩も観るか。なんだか久…

教育史学会第48回大会の感想

私は京都大学の院生さんの岡倉由三郎についての発表を聴きにいったのだが、その内容についてはこれから少しずつ咀嚼していきたいと思っているので、今は感想は書かない。忘れないうちに書いておきたいのは、とても些細なこと。あのピリピリした雰囲気だ。要…

こわいシェイクスピア、読了

サブタイトルどおり、「性」と「植民地」の問題を、シェイクスピア作品を通じて学生に考えさせるという本橋さんの授業あるいは公開講座の様子が目に浮かぶような本だった。そしてその意図は成功していると思う。 この本を読了してふと思うのは、この本が「解…

多田治編『沖縄イメージの誕生──青い海のカルチュラル・スタディーズ』東洋経済新報社、2004年

この多田さんというひと、例の「文化颱風」で実行委員長を務めた琉大法学部の助教授なのだった。1970年生まれか・・・私よりちょっと若いな。

浦沢直樹×手塚治虫『PLUTO』小学館、2004年

評判がよいので買ってみた。なかなか良い。アトムがえらく「めんこい」。これで10万馬力なのか・・・。

新城郁夫『沖縄文学という企て──葛藤する言語・身体・記憶』インパクト出版会、2003年

小笠原克さんの仕事を想起しながら読みたいと思う。

石森章太郎『リュウの道』全5巻、講談社、1985年

ついつい買って読んでしまった。そして後悔。精神の発達、「神」=宇宙との合一、云々。あ〜あ。でも、押井版『攻殻』でも「人形使い」と草薙はネットの世界を通じて「上部構造」に向かってゆく云々ってあるから・・・昔も今も、こういう「進歩」のヴィジョ…

本橋哲也『本当はこわいシェイクスピア』講談社メチエ、2004年

本橋さん、ありがとうございました・・・、と、まだ読了していないのだが、ブックガイドにUne Tempeteの解説付き訳本(インスクリプト)が出ているとの情報があったので、さっそく注文する予定。これはエセックス大で読んだなあ(懐)。10月19日、第三章…

シモーヌ・ド・ボーヴォワール『第二の性』

http://www.syugo.com/germinal/review/0052.htmlついでに第一講、アフリカ人表象(ちびくろサンボ)についての補足も。 http://homepage1.nifty.com/forty-sixer/Sambo.htm

アンジェリーナ・ジョリー

http://movie.goo.ne.jp/cast/151517/photo.html

ユマ・サーマン

http://movie.goo.ne.jp/cast/926/photo.html

メアリー・ウルストンクラフト『女性の権利の擁護』

http://bunken.ih.otaru-uc.ac.jp/yosho/YR002005.htm

表象文化論第2講補足

表象文化論の補足です。

押井守監督『攻殻機動隊』(1995年)

日本橋のホテルで久しぶりにDVDを繰り返し観てしまった。士朗正宗の原作コミックも一緒に読んだが、原作を読んだのは実ははじめて。私にとっていろいろ発見があった(ような気がする)。とどうじに、これはもう9年前の作品なのだった(原作は15年前・…

米田綱路編『抵抗者たち──証言・戦後史の現場から』(講談社、2004年)

在日韓国やアイヌへの差別、三里塚闘争、ウラン鉱山問題、中国人強制労働問題、国鉄不当解雇闘争・・・こうした問題に「抵抗」してきた人たちのインタビュー集。東京からの帰りの飛行機の中で読んだ。私は「抵抗」しているのか。何に対して。どうやって。

出張終了

教育史学会のことはまたあとで。

The Police, _The Synchronicity Concert_ (1984)

リスニング教材研究のため観たのだが、スチュワート・コープランドのドラムは神だなあとあらためて思った。スティングはコープランドのベーシストかなと一瞬思ってしまった。アンディー・サマーズは'Synchronicity 1'で12弦ギターを弾いていたのか、なるほ…

バレンボイム&サイード『音楽と社会』みすず書房、2004

読了。指揮者&ピアニストとしてのバレンボイムはほとんど知らなかったのだが(なんだかクライバーばっかりだったので)、9歳くらいでフルトベングラーと共演しようと言われたとか、凄い人がいるもんだ・・・ということはまあ単なるエピソードとして、とて…

うおー、新記録だ!!!

こいつは・・・。呆然だな・・・。

イチロー、シスラーに並んだ!!!

おめでとう!!!さあ、新記録を目指してガンガン打ちまくってくれ!

『耳の悦楽』読了

ハーンのネイティブ・インフォーマントとしての小泉セツに、(自伝を書き起こすジェインではなく)聞くことに徹する「人間家具」のエレン・ディーンに注目する西さんの語りには引き込まれるものがあった。文字中心の世界ではなく、「耳」の世界に注目すると…