拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

2002-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ラーメンライスと岡倉由三郎

先ほど、ラーメンと小ライスを食べながら、岡倉由三郎のことを考えた。 岡倉という人は意外なくらい〈周辺〉〈混成〉〈差異〉という事態に出会っている人だが、同時にそれらと対照的な〈中央〉〈純粋〉〈同一性〉を立ち上げた人だった。私は拙論でこのプロセ…

レヴィジオン

東京から帰ってきてから、なぜか首の淋巴腺が腫れ気味で、咳が出る。風邪か?とにかく体重増えすぎ、不摂生しまくり、さすがにヤバイな。 昨晩は栗原幸夫編『レヴィジオン〔再審〕第2輯 超克と抵抗』(社会評論社、1999年)をざっと読む。(じっくりねちね…

まとめられない・・・

名古屋大学の院生、広瀬正浩の論文、「ネイティヴ・スピーカーのいない英会話――戦時・戦後の連続と「アメリカン・スクール」」、『名古屋大学国語国文学』、88、2001年を読み始めている。というか、今日は会議がどかどか入っているのと、恥ずかしながら小島…

『日本文学盛衰史』 

新年おめでとうございます。 今日は本当は札幌にいるはずだったが、大雪&寒波で四〇年もののヴィンテージ官舎が破壊されていないかと心配、昨晩帰省した。官舎は無事だったので、明日は予定通り東京・筑波での「研修」に出発する。 今年の「正月の本」は高…

『文学部をめぐる病』評

昨日、しばらくぶりに『噂の真相』(2001年11月号)に連載中の井家上隆幸「ジャーナル読書日記」を読んでいたら、高田里惠子『文学部をめぐる病――教養主義・ナチス・旧制高校』(2001年)についてこう書いてあった。 戦前ドイツ語教師たちのドイツ文学受容の…