拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

2012-01-01から1年間の記事一覧

杉本章吾『岡崎京子論』

1日だけ未来日記。 ほんのちょっと前まで「ウチの若い衆」だった人に378頁の立派な単著をいただいたのです。感慨深いものがございます。岡崎京子論 少女マンガ・都市・メディア作者: 杉本章吾出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2012/10/24メディア: 単行本 ク…

弁当(中年)男子

10月に入ってから、頑張って昼の弁当を作って持参するようにしている。学校で弁当を買ったりすると350円〜500円するのでもったいない。豚キムチ、キュウリの漬け物(塩こうじ)、塩鮭等々に梅干しご飯とシンプルなもの。でないと続かない。弁当を作った日は…

ご恵贈ありがとうございました(新刊2冊)

文化のハイブリディティ (サピエンティア)作者: ピーターバーク,Peter Burke,河野真太郎出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2012/10/01メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 68回この商品を含むブログ (5件) を見るkntch市のKNさんからご恵贈いただきま…

筑波大学比較・理論文学会連続研究会、始動

ちょっと遅れましたが・・・先週の16日(火)から、「筑波大学比較・理論文学会」の連続研究会を開始した。要するに、昨年までやっていた自主研究会の復活版なのだが、看板は「筑波大学比較・理論文学会」としたわけです。この学会が少しでも活性化すること…

リーダーズ英和辞典第三版

[並装]" title="リーダーズ英和辞典 [並装]">リーダーズ英和辞典 [並装]作者: 高橋作太郎,笠原守,東信行出版社/メーカー: 研究社発売日: 2012/08/25メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (203件) を見るこれが届いたので、今日は枕…

『二年間の休暇』、とれたらいいよなあ

博士論文予備論2本、正式にGoが出る。某官庁は比較的迅速な仕事をしてくれた。というわけで、ちょっと面倒だったことはなんとかなった。これでこの週末は安心して秋田に行けるだろう。そのおともはこれ。二年間の休暇(上) (岩波少年文庫)作者: ジュール・…

3日間寝てました…

土浦西蝦蟇大学は学園祭中で、その前後の金曜日と火曜日は準備のため授業がない。というわけで「温泉いこうか」「ドライブ行こうか」とあれこれ考えていたが、何のことはない、3日間寝込んでしまった…。もう歳だなあ。 今日と明日は論文書きに当てる予定。し…

テスト:Facebookとの連携解除

Twitterとはてなを連携しているのを忘れていて、Facebookとはてなを連携したら、Twitter(間接)とはてな(直接)から投稿がFacebookにされてしまって、二重投稿に。これでTwitterのみになっただろうか。

清水春雄と広島についてしゃべった

午前中に一コマ、午後から卒論中間発表、そして今の今まで一コマをやっていた。最後のコマでは清水春雄のホイットマン研究と清水の広島での体験との関係(の微妙さ)についてしゃべった、のだが、うまく通じたかどうかはわからない。大体、勉強不足だし。何…

本の場所がわからない

1994年に大江健三郎がノーベル文学賞をとったときに『群像』が出したムックには柄谷行人との対談が収録されていて、これがambiguityとambivalenceの違いをわかりやすく述べていて、私は授業などで結構使っていたのだが、昨年の地震で研究室の本がぶっ飛んだ…

「鎌倉で原爆死没者慰霊祭」&黒川創「橋」

黒川創さんの「橋」を読んだあとだったので、この記事は、ぱっと目に飛び込んできました。 核と戦争の根絶願う 鎌倉で原爆死没者慰霊祭 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012100190115841.html 特にこのあたり。 始めに法要や献花をする慰霊祭をした後…

清水春雄:岐阜短期大学から小樽商科大学短大部へ

誰得というか俺得な備忘録。 ▲清水春雄氏 岐阜短期大学を辞し、新設の小樽商科大学短期大学部へ転任。小樽商科大学にも出講。(『英語青年』1952年6月号、285頁) 清水は小樽商科大学を退官したあと岐阜女子大に移った(と記憶しているがあいまい、これは要…

厨川白村が主人公の作品

10月3日に短期留学生向けの授業をやらねばならないのだが、せっかくだから最近の私の関心である「第二次世界大戦後の英米文学者」について話をしようと思う。当然「アメリカ」ということが大問題になるわけだが、しかしこれはまだあまりに勉強不足だし、今関…

朝5時の出勤とThe Female American

火曜日は専門の授業が2コマあるので準備が結構大変なのだが、月曜の晩にやる気がまったくない。なので最近は朝5時に大学に来て予習している。まあ調子は悪くないし、結構はかどる。なにせ5時間後には泣いても笑っても授業をやらねばならないから、しゃにむに…

追記:『スイスのロビンソン』(上)について

Facebookより転載。シロウトのメモにすぎませんが。 語り手である私=父は、子供四人(男ばっかり)に「これはポリネシアの諸君から教わったのだ」「インド人の偉い知恵」云々、サバイバル知識は〈野蛮人〉の知恵に負うところが多いということを明言する箇所…

『スイスのロビンソン』

故・岩尾龍太郎さんの仕事にならってロビンソンものを読もうという授業をこの9月から来年2月までやるが、先週の『テンペスト』につづいて来週はこれ。スイスのロビンソン (上) (岩波文庫)作者: ウィース,宇多五郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1950/11…

勘が鈍っている

どうなんでしょうね、1学期授業やらんかっただけで鈍る勘とかじゃなくて、もともと下手くそということですかね。ともかく暑い9月11日。2001年の9月11日は北海道にいたんだったなあ。

筑波大学札幌分校とかできんかな…&『テンペスト』

できたら志願するかなー。いや別に全然「筑波大学」でなくてもいいのだが。…などという「隣の芝生は青い」症候群で頭も回らず体も動かず汗だけダクダクという、まあダメダメなサバ開けの最初の一週間でございました。*1 今日はこれを読む。テンペスト―シェイ…

研究会三昧(も終了・・・)

8月29日 東洋大学白山キャンパスにて、「英文学と原爆」でWさんと私(『英語青年』と「広島」「長崎」「原爆」)が発表し、TさんKさん、そして仏文のOさんYさんも交えての情報交換。今回は名無しの勉強会。これも気楽でいいのですが、次は科研で「研究…

俺ホイットマン読むわ

清水春雄さんの以下の著作を読んでいるうちに、ライラックの歌―ホイットマンの教説 (1984年)作者: 清水春雄出版社/メーカー: 篠崎書林発売日: 1984/05メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見るホイットマンの心象研究 (1957年)作者: 清水春雄出版社/メ…

浜名恵美『文化と文化をつなぐ』と『焼肉ドラゴン』(2011年2月上演)

ご恵贈頂きました。ありがとうございます。>浜名先生文化と文化をつなぐ―シェイクスピアから現代アジア演劇まで作者: 浜名恵美出版社/メーカー: 筑波大学出版会発売日: 2012/08/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るちなみにこの「はてな」…

(テスト)根室→広島→小樽→岐阜

お盆を利用して約一週間小樽商科大学と北海道大学の図書館で調査をしてきたのですが、一番の収穫はホイットマン研究者の清水春雄を「発見」したこと。1903年根室生まれ、中学の教員を20年ほど勤めたあと、広島文理大に入学、木方傭助の元で卒論を執筆。やが…

「プロフイル 研究が唯一の趣味 清水春雄講師」(『小樽商大緑丘新聞』271号より)

昭和30年(1955年)9月25日の記事です。清水の波瀾万丈の人生がよくわかると同時に、学生記者の「ノリ」も時代めいてなかなかおもしろい。まあ「ホイット・マン」はご愛敬。 軒下にまつかな酸醤が六つ七つさがつているのが見える。すがすがしい感じのする部…

2012年08月08日のツイート

@hspstcl: _Raymond Williams Kenkyu_ URL2012-08-09 13:34:04 via Hatena @hspstcl: 1952年の『英語青年』 URL2012-08-09 10:34:14 via Hatena @hspstcl: [Twitter]2012年08月07日のツイート URL2012-08-08 22:01:10 via Hatena

_Raymond Williams Kenkyu_

_Raymond Williams Kenkyu: Special Issue 2012_ をお恵み頂きました。これは "Proceedings -- Fiction as Criticism / Criticism as a Whole Way of Life: Raymond Williams in Transit II" (9/25, 2010、於:日本女子大学)"でありまして、英文号になってお…

1952年の『英語青年』

昨日は池袋でコーネル大の学生さんと話をして(日本とシンガポールの英語教育を比較、酒井直樹さんのco-figuration図式の話になった)帰宅、そのあと件名のとおり『英語青年』を読んでいた。やっぱり「長崎」はない。以前書いたような気がするが、旧帝・高師…

フェンシング

の準決勝、対ドイツ戦は凄かったですよねえ?はやすぎて見えなかったけれど(まさに電光石火)、ラスト10秒というか2秒か、あの攻防は凄かったなあ…。

広島のEnglish

広島文理科大学の小川二郎が中心となって(?)出していた英語英文学英語教育雑誌Englishに(1948〜1950)ついては、全8巻を今年中に全部読んで、記事内容を整理して、最低でも研究ノートくらいのものは活字にする予定。研究者としての私の仕事はこういうこ…

『幼少の帝国』

9月から始まる授業(の一つ)では、最近出版された文学・文化関係の本を一週か二週で一冊紹介・議論し、レポートを書いてもらうことにするのだが、その一冊になるかな?と考えて読書中。幼少の帝国―成熟を拒否する日本人作者: 阿部和重出版社/メーカー: 新潮…

8月31日の合評会

人文書院のHPでも紹介されておりました。 http://www.jimbunshoin.co.jp/news/n4713.html 核エネルギー言説の戦後史1945-1960: 「被爆の記憶」と「原子力の夢」作者: 山本昭宏出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2012/06/15メディア: 単行本購入: 1人 クリ…