『赤と黒』にしようか・・・
12月16日。
今週の院の授業は『ミメーシス』18章、スタンダールさん、バルザックさん、そしてフロベールさんという最強3人組を分析した章なのだが、スケジュールの都合で年明けにまでまたがるので、年末年始の宿題に以下の本を追加することに。
- 作者: スタンダール,野崎歓
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/09/06
- メディア: 文庫
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- 作者: スタンダール,野崎歓
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/12/06
- メディア: 文庫
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- 作者: Stendhal
- 出版社/メーカー: Editions Flammarion
- 発売日: 1998/10/15
- メディア: マスマーケット
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"Put thousands together / Less bad, / But the cage less gay." (Hobbes)ということで、小人悪を為す籠、地方都市Verrièresの話が始まる。ふむふむdepuis la chute de Napolèonか、まだこの皇帝の記憶は生々しいのだな。などと冷やかしていると、最後にest aussi bête dans les petites villes de France qu'aux Étas-Unis d'Amérique.で第一章終わりか、そういえば『マノン・レスコー』も最後はアメリカ植民地で終わるんだったな、で注17を見るのだが、スタンダールさんがこの小説の他でもアメリカに言及しているよ!としか書いておらず、この「アメリカ」という記号の意味はわからず。万国のスタンダールさんヲタによってとっくに解明されていることとは思うのだが、俄然興味が。