拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

クックさんの眼鏡

12月10日。
2コマ。
ボチボチZep Reunionの映像がYouTubeに出てきたが、まだこれってのはない。比較的よいのはBBCのニュース映像(Black Dog)の短い映像。これは爺さんたちでもハードロックできるんだということを証明していると思う。85年や88年よりも、たぶんいい。また、のっぽさん*1がギターを弾いている姿は必見。ただ、ニュースはよいところだけをちょこっとだけ見せている可能性もあり、たぶんそのうち出るのだろう高価なDVDでじーさんたちの音(のへたれっぷり)を確認することにしよう。

12月11日。
1日に3コマって楽だよなーと思う。
夜の院生研究会ではコレ▼の"Introduction"を読み始める。

The Road to Botany Bay: An Exploration of Landscape and History

The Road to Botany Bay: An Exploration of Landscape and History

キャプテン・クックさんの「眼鏡」をはずして"Botany Bay"と名付けられた場所を見ることを試みることと、植民地の"origin"*2を視覚化しつつその暴力を隠蔽してゆくレトリックを読み抜くことが連動している。といったことをカーターさんの文章からは読み取れるわけなのだが、このイントロを読んでいると、最後にちゃんと"beginnings"という言葉が出てくるのだな。なーるほど。
ちょっとレトリック過剰で、よほどうまく処理しないと日本語にはしづらいと思う。フーコーさんやらサイードさんやらホワイトさんやらで武装した36歳の歴史家の仕事だから仕方ないか。

*1:Jimmy Pageさんのこと。

*2:これはカーターさんは使っていない言葉。