拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

2004-11-25から1日間の記事一覧

佐木隆三『死刑囚 永山則夫』(講談社、1994年)

さっき届いたので、授業がない今日の午後、この本を読んでいる。 極貧の幼少期。中卒で上京&就職。燃える向学心(定時制夜間高校)。度重なる転職&休学。「大きいことをやりたい」・・・永山の経歴を読んでいると、ほとんど「おいどん」と重なってしまう。…

小笠原さんは少なくとも「シャモ」だったのではないか

「批評空間」のどの号か忘れたが、川村湊さんが小笠原克さんのことについて触れていて、長見義三『アイヌの学校』を復刻させようとして、ウタリ協会と厳しい談判になったエピソードについて語っていた(と記憶する)。この「事件」の詳細は知らないのだが、…

松本零士『元祖大四畳半大物語』

昨晩サン・コミックス全6巻を通読。主人公の足立太は少なくともセックスにおいては十分に満たされているので、なんというか、『男おいどん』の大山昇太とちがって、ただの煩悩ぐうたら人間ーーというか間接的ヒモ?ーーにしか読めない。女は欲しいがすぐふ…