拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

佐木隆三『死刑囚 永山則夫』(講談社、1994年)

さっき届いたので、授業がない今日の午後、この本を読んでいる。
極貧の幼少期。中卒で上京&就職。燃える向学心(定時制夜間高校)。度重なる転職&休学。「大きいことをやりたい」・・・永山の経歴を読んでいると、ほとんど「おいどん」と重なってしまう。
ただ、おいどん大山には「四畳半の神様」がついていた。彼はそれを信じていた。永山は何も信じることはできなかった。ここは漫画と現実の違いだなあ。
でも『マガジン』連載時、大山≒永山だが大山≠永山だと、意識した読者がいたかも。
佐木本、ざっと読了。ふう。「木橋」以降の作品や発言は正直読みたくないな。