拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

『スイスのロビンソン』

故・岩尾龍太郎さんの仕事にならってロビンソンものを読もうという授業をこの9月から来年2月までやるが、先週の『テンペスト』につづいて来週はこれ。

スイスのロビンソン (上) (岩波文庫)

スイスのロビンソン (上) (岩波文庫)

この連休はこの小説をダラダラ読む。ちょっと仕事モードの読みなのでアレなのだが。
これは言及するべきか…アニメは未見なんです。

追記:『スイスのロビンソン』(上)について

Facebookより転載。シロウトのメモにすぎませんが。

語り手である私=父は、子供四人(男ばっかり)に「これはポリネシアの諸君から教わったのだ」「インド人の偉い知恵」云々、サバイバル知識は〈野蛮人〉の知恵に負うところが多いということを明言する箇所が意外に多かったのはちょっと驚きました。なんというか、スイス人以外の人々を罵倒するような父=私ではなくてよかったなあという気持ちでございます。