拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

ビル・ミルコウスキー『ジャコ・パストリアスの肖像』(リットー・ミュージック、1991年;2003年)

http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/artist_data/03331001.htm
確か昔『ベースマガジン』に連載されていた記憶があって、当然本として出たとき買って貪るように読んだ。
「ドナ・リー」の練習を始めたので、『パトレイバー』劇場版をBSで見ながら読んでいたのだが、今あらためて読むと、この本では全然満足できない。「ジャズ界のシド・ヴィシャス」(スタンリー・クラーク)、ジャコ・パストリアスの親友としての愛情は痛いほどわかるのだけれど。
水野正敏さんくらいにベースを弾けて、なおかつ佐藤良明くらいに文化を語れる、ライター&ベーシストに、パストリアス本を書いてもらいたいなあ。
もうギタリスト、ヴォーカリスト中心のロック文化論は、うんざりだ。