拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

あの頃ペニー・レインと

昨日BS2で観たのだった。
ツボにはまったなー。
恥を忍んで告白するが、オフコースの解散に同様していた私が初めて買った洋楽のLPはスティクス『ミスター・ロボット』だったのだが、あのヘタレポコポコサウンドに感動していたのだった。
そこへ悪い友だちがツェッペリンを教えてくれた。それで私は変わった。主人公のウィリアムと同じだ。彼はザ・フーで変わったのだったが(私はいまだにザ・フーのよいリスナーではない)。
そこでウィリアムはロック評論家になるという設定にはほお〜と思った。
あと、ロック産業の代表『ローリング・ストーン』とのやりとりに疲れたウィリアムが、サンディエゴのロックオヤジに電話で心情を吐露するシーンも、よかった。俺たちは女にはモテない。ヘタレだ。だが、芸術はそこから生まれるんだ・・・ウソだとも思うのだが、私も含めたモテないヘタレ男女には泣かせるセリフじゃないか。
フツウなら自分で楽器をはじめて『青春デンデケデケデケ』路線になるんだろうけど。で、新年度のリスニングのネタに使いたいと、ついつい教師のスケベ根性が出てきたのだが、1987年生まれの連中は、上手く背景説明をしないと面白さが分からないかもしれないと思い、同時に連中は全く新しい音楽として楽しんでくれるのではあるまいかと期待もしたり。