拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

ロックの歴史

ヒストリー・オブ・ロックンロール コレクターズBOX [DVD]

ヒストリー・オブ・ロックンロール コレクターズBOX [DVD]

買っていて見ていなかったので全部観た。10時間。しかし全然物足りない。クインシー・ジョーンズやジェフ・“スカンク”・バクスターブライアン・イーノキース・リチャーズ等々へのインタビュー等々はそれでそれでいい。でも、そのインタビューのBGMとしてレアな映像が細切れで流されているのは不満だ。余計な編集は無用。100時間でも1000時間でもいいから、演奏+レア映像も全部、インタビューも全部、収録して欲しい。私はそういう代物が出たら、100万円くらいまでなら買うかもしれない。なんたって車を持っていないから、その分は本と音楽関係にぶち込めるのだ。
観た感想。
まあロックに歴史というのはない、というか不要なのだなということ。ロックする若い連中は昔のことなんかしらねといいつつ実はいろいろパクって自分たちの音楽をやるわけだが、そのとき自分の立ち位置等々なんか考えちゃいないだろう。若い連中はこんなDVD観ないよな、と。
最後の第5巻のこれまた最後、アタマにシミのないゴルヴァチョフみたいなフィル・コリンズが「ロック(の未来)には興味ないね」という言葉のすぐあとに、よく知らない若いアフロ・アメリカン系レッチリみたいな連中がStop That Hiss (だったかshitだったか)!とシャウトして、それで全編終わりになっていたのだが、この編集についてはちょっといいなと思った。
もう一点。これはイーノも絶賛していたのだが、レッチリの"Give It Away"のプロモーションビデオ映像、無茶苦茶格好良かった。これはノックアウトされてしまった。