拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

大村はまの本

新編 教えるということ (ちくま学芸文庫)

新編 教えるということ (ちくま学芸文庫)

前の職場の同僚だったW先生が、特に教職志望の学生に推薦していた本。若い学生にとっては子供がかわいいから教師になるという自堕落な発想はやめろという説教がいいんだろうな。子供がかわいいなんて当たり前、余人にはまねできない技術を身につけなさいという訴えは、学生にどう響くんだろうか。
今の同僚のM先生、プロ大学教師といってよいと思うのだが、あいかわらず疲労困憊のご様子。大村先生は「忙しい人にこそ仕事を頼みなさい、仕事遅い人には頼むだけ無駄」という真理を述べているのだが、M先生やK先生を目の前にすると、何かを頼むのがとてもつらく思えてくる今日この頃。