拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

2004-04-16から1日間の記事一覧

松田京子『帝国の視線ーー博覧会と異文化表象』(吉川弘文館、2003年)

西欧に見られると同時に、アジアを見る存在として立ち上がった「日本」の成立を、知識人の言説ではなく、第五回内国勧業博覧会を詳細に検討することで、明らかにしようとした試み。記述が丁寧で、「歴史学」というディシプリンの重みを感じました(私はホン…

参考

この本と一緒に読んだら面白いのが、吉原ゆかり「「生蛮」オセロ」(『〈翻訳〉の圏域』筑波大学文化批評研究会、2004年、473−496頁)ではないかと思います。