拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

松田京子『帝国の視線ーー博覧会と異文化表象』(吉川弘文館、2003年)

西欧に見られると同時に、アジアを見る存在として立ち上がった「日本」の成立を、知識人の言説ではなく、第五回内国勧業博覧会を詳細に検討することで、明らかにしようとした試み。記述が丁寧で、「歴史学」というディシプリンの重みを感じました(私はホントいい加減です)。