拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

『図書新聞』2683号(6月26日)

この号は小笠原信之『アイヌ共有財産裁判』、堀内光一『アイヌ・モシリ奪回』、供野昭人『北海道開発局とは何か』といった北海道関連文献が紹介されていて、小笠原さんへのインタビューもあり、ちょっとした「北海道特集」になっている。小笠原さんも、アイヌの問題の一番厳しいところこそ、北海道新聞社の記者のような資金も余裕もある人たちが書くべきだ等々と言っており、まさにその通りだと思う。と同時に、アイヌ問題を書けない、書きたくないという道民の心性にも迫ってみるべきだと思う。それは北海道民なるものを解き放つ契機になるのではないか。