拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

アイヌとシャモの混血児

というのはなかなかマンガや映画に出てこないな、──明日の授業のために手塚治虫『シュマリ』と安彦良和『王道の狗』を再読し、映画『北の零年』を思い出しながら、ふと考えた。
安彦マンガではさすがにアイヌメノコを妻に持つ良心的な和人の農家兼知識人が出てきたりするわけだが、それにしても主人公は例によってシュマリのような風来坊であるし(と書きつつ結構違うよなとも思うのだが)。

王道の狗 (1) (ミスターマガジンKCDX (941))

王道の狗 (1) (ミスターマガジンKCDX (941))

アイヌモシリにおける『破戒』があるとすれば、なんだろう、とかふと(真剣に)考えたりする。