拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

『プロブレマティーク』第5号

を頂く。柳瀬さん、川口さん、ありがとうございました。
山根由美恵「マイノリティーから見る歴史──村上春樹羊をめぐる冒険」」は、「十二滝町」史に登場するアイヌ青年に注目する論考なのだが、このテーマはぜひもっと深く掘り下げてもらいたい。アイヌとシャモが家族をつくりあげていくこと、そしてその家族が日露戦争のようなプロジェクトに巻き込まれていくということについては、本当ならばこれだけで一冊の研究書あるいは長編小説が書かれてしかるべきだろうと思う。