拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

「私の一冊」

などという文章を書いてくれという依頼が(M先生経由で)筑波大学新聞から来たので、どうするかなと小一時間考え、結局値段で決めることにした。
イードの本を読めと書いたって、学生さん2000円以上の本買わないから、なつかしの以下の本にした。これなら買えるだろう、と思った。私の持っている1993年の初版では570円。

狂気について―渡辺一夫評論選 (岩波文庫)

狂気について―渡辺一夫評論選 (岩波文庫)

ところが、この本があちこちのオンライン書店で「お取り扱いできません」になっているし、岩波も1993年以来増刷していないようだ。
ほら、画像もでないし↑、ひでえもんだ。
『前夜』の次号でもいいし『思想』でもいいから、高橋哲哉さんが渡辺論でもぶちあげてくれないだろうか。