総合文学研究Ⅱ
は結局受講者6人となり、研究室では狭くなってしまった。かといってもともと割り振られた教室はあまりにしょぼく、広すぎる。よい場所を探さないと。
今日は、研究室にある限りのサイード本をテーブルに並べて、彼の多彩かつ多産な仕事ぶりを忍びつつ(というのはたぶん私だけ)、例のNHKBSで流れた「サイード、中東を語る」を見た。(写真を見るとMさんのブログで知った難波江和英・内田樹『現代思想のパフォーマンス』(光文社新書、2004年)が写っているな。この本のサイードの章がわりとコンパクトにまとまっているので授業で紹介したのだが、この場所には『文化と帝国主義』でもおいておくべきだったか。)
どうなんだろうな、こういう批評家論の授業って、学生も反応しにくいだろうか。再来週のために宿題として「パレスチナ/イスラエルへの帰還」(1991年)を出したので、もう少し具体的な議論ができるだろうことを期待している。