拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

「太陽の季節」

「なんでこの本が昔(←この言葉に注目)大騒ぎになったのかわからない」という学生の言葉にへぇーである。で、へぇーと思ったあと、そういえば誰がどう騒いでいたかなあと記憶をたどるが、意外に思い出せないことに愕然。まあ日米安保廃棄の可能性を語っているのが問題になったんだろうなあ。
ところで、昨日の毎日新聞夕刊で「太陽の季節」から50年ということで都知事のインタビューが掲載されていたのだが、学生の一人が「太陽の季節」はとにかくムカツクと憤っていたので、このインタビューを読ませてやろうと思う。
苦笑するしかなかったのは、俺は政治は小説のようにプロット等々を練り込んでやっている。でも政治は先が見え透いてしまうので、俺は政治は小説に書かないとあった。ということは、例えばプロット等々を練り込んだ(←どうも私が読む限り練り込まれたプロットってないような気がするのだが)「太陽の季節」のノリで政治をやっているということなのか?これならゴリゴリの官僚知事の方がずっといいや。
こういう人を都知事に選んだ都民の責任はやっぱり重いよね。都民の皆さん、「太陽の季節」を読みましょう。