拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

拙著続報

(1)『論座』に成田龍一さんの書評が掲載されたようです。
(2)『英語青年』8月号に中村敬さんの「批判」(第4章の中野好夫論、特に「恭順蕃人」ネタ)が掲載されています。
私の基本的な考えとしては、「私は、「恭順蕃人」という訳語にはこれこれこういう力があって欲しかったし、実際あり得たとも思う」ということなのだけれども、中村さんが指摘されるとおりこれは「推論」にして「研究者特有の深読み」、つまりは危うい議論であることは間違いない。じゃあなんでそんなものを人様に晒すことにしたのか。これは頭を冷やして語るべきだと思う。
なんだかもう一度博士論文のディフェンスをやるような気分。しかし相手はあの中村さん、稽古をつけていただくつもりで考え抜きます。