Beyond Beliefを読む
今週末にポストコロニアル研究会@白百合女子大でコメンテーターをやるので、三連休中はすっかりだらけてしまったツケを払うべく、昨晩からせっせとBeyond Beliefを読んでいる。まだインドネシア編とイラン編しか読んでいないが、つまり半分しか読んでいないが、これはhistoryではなくstoriesだ、と言い切って書き始めた割には、所々であれあれ?と思うような断言があったりして、このあたりがサイードなんかを怒らせるのかとか。基本的には「宗教(キリスト教だろうがイスラムだろうが)<<超えられない壁<<文学(的想像力、あるいはその自由)」の人なのではないかとか。私も同様なんですが、宗教が必要な人ってやっぱりいるわけで、ナイポールさんの周りにもいた(いる)と思うんだが、そのあたりは割り切っているのかな、とか。
昔、『闇の奥』つながりで初期作品は読んだはずなのだが、そのときの感想がさっぱり思い出せない。つまりたいしてマジメに読んでいなかったんだろうな。ノートはとったはずなのだが、PCのどこにも見つからない。CD-ROMに焼いて、どこかに放置してあるのだろうか。
- 作者: V. S. Naipaul
- 出版社/メーカー: Abacus
- 発売日: 1999/06/03
- メディア: ペーパーバック
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