拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

宿題

一昨日、昨日と、『栗山町史』(1971年、非売品)を読んでいた。1500ページなり。「鳩山神社」について何か記述があるかと読んでいたわけだが、基本的には鳩山和夫さんが経営していた鳩山農場の「部落神社」というだけのことのようだ。ただ、他にも「森神社」「佐倉神社」等々の「部落神社」があって(団琢磨さんも地主だったようだ)、要するに地主の名前が付いた神社なのだが、こういうところでは例えば天照大神が祭神だったりする。鳩山神社は祭神がない、ようだ。というか、なぜか記述がない。ってことは、これは「神社」なのかどうかよくわからない。旧内務省神社本庁には登録されていない集落の施設、ということか。
それより、栗山(角田)地区で農業運動が盛んになったとき、最大の争議が起こったのが鳩山農場だったという記述には少し興味を惹かれた。
・・・とはいうものの、この鳩山@栗山ネタ、もちろん私が住んでいた町のネタという思い入れもあるにはあるのだが、やっぱり鳩山由紀夫さんがまだしも力があったころに出しておくべきネタだったという気がしてきてならない。小林多喜二さんの「不在地主」を参照テクストにして何か書く、というのであれば、私がある種の自意識を持ち始めた町である富良野のことをつっこんでやるだろうし。