拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

再開します

村山さんの件だけではなく、科研、大型研究資金等々の仕事が集中した先週と今週は、正直きつかったのでした。
しかし、少なくとも書類は片付いたので、このブログもぼちぼち書き込みを再開したいと思っています。

10月19日。
院の授業で『ミメーシス―ヨーロッパ文学における現実描写〈上〉 (ちくま学芸文庫)』第二章、ペトロニウスと新約の違い。少なくとも私は多いに興奮した。前者の「歴史」意識が希薄なdetailの描写と、後者の名もなき人→「民衆」という描写の違いについての記述は、アウエルバッハさんの独断だとしても、やはりおもしろいのであった。私だけがおもしろがっているのかもしれないが。
10月20日
科研書類を仕上げる。毎度のことだが、どうしていつもでっち上げの書類になってしまうのだろう。情けない。
・・・などと溜息をついていたら、こんなニュースが。
http://sports.nikkei.co.jp/news.cfm?i=2006102003213n0

IOCのロゲ会長に名誉博士称号・筑波大
国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は20日茨城県つくば市の筑波大を訪問し、同大の名誉博士称号を授与された。
ロゲ会長は、筑波大が2003年度に開講した五輪講座で、学生に対して激励のメッセージを寄せるなど継続的に支援。また、IOC会長としてドーピング(薬物使用)問題に積極的に取り組み、五輪運動を推進したことなどが評価された。
記念講演したロゲ会長は、先進国で体育が学校の授業から削減されている傾向に憂慮を示したほか、ドーピングと戦う姿勢の重要性を強調。2016年夏季五輪に東京都が立候補することに触れ「大変喜んでいる」と述べた。〔共同〕

中の人なのだが、全然しらんかった。体専があるから不思議ではないが。いや、なんでこのニュースをピックアップしたかというと、昔、霞ヶ浦関係の学会で皇太子さんが筑波大学に来たことがあったのだが、このときの警備が尋常ではなかったのだが、今回は別段何もないので、「皇族」というものはすごいのだなあと改めて感じたというわけなのでした。