拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

『羊』>『鳥』、『日本の下層社会』

ゆえあって、正月は『ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)』3冊と『日本の下層社会 (岩波文庫 青 109-1)』を読んでいた。
前者については、これまでの「『羊』>『鳥』」という独断を再確認することになった。羊男が「キモCawaii」という点だけでも『羊』の方が上である。
『日本の下層社会』は未整理なところがおもしろくて、例えば横山さんのビルドゥングス・ロマンとでもいうべき書簡がいきなり挿入されていたりする。あと、イギリスの下層階級ルポが日清戦争の頃にはすでに紹介されていたことも確認できる。
このように、今年も英文学からつかず離れず、書き散らしていきます。どうぞよろしくお願いいたします・・・年末ジャンボが当たれば「英文学からさようなら」なのだが、無論当たりませんでした。