拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

田舎は懐かしい

「畜大農場前」から市役所行きのバスにのる。オジサンが一人乗っていた。帰りにもバスを使った。すると、そのオジサンに再会した。ふと気がつくと、相当な高齢者ばかり。お年寄り同士の会話を聴いていると、なんとそのオジサンは88歳のお爺さんだった。話し相手のおばあさんも85,6歳。バスの乗客の平均年齢はおそらく70歳近いであろう。64歳で死ぬ人もいるというのに、*1どうしてあんなに元気なのだろうか。ともあれ、凄い世界だ。*2
一時間に一本のバスしかないが、慣れてしまえば何とかなる。市街から離れたキャンパス、交通機関はバスのみというのは、実はイングランドの我が母校?University of Essexもそうだった(もうちょっとバスの頻度は高かったけれど)。何だか懐かしい。
ただし、エセックスにはどうせ一年しかいないだろうという気持ちがあったから耐えられたということもあるかもしれず、他方帯広には結構長くいることになるだろうから、*3「懐かしい」なんて言っていられるのも今のうちだけかもしれない。

*1:父親の享年。[2006年3月13日]

*2:元気なのではなくて、このバスしか交通手段がないのである。真冬のある時、非常に高齢の方が自転車に乗っているのを目撃した。これも仕方ないから乗っているのである。「元気」なのではないのである。[2006年3月13日]

*3:結局5年半暮らした。[2006年3月13日]