拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

エイミスを読む

そろそろ試験やレポートを読まねばならない季節である。しかし生活に潤いも欲しい。というわけで、今週の土曜日、NHK帯広が主催する「ハイヴィジョン オペラシアター」というのを見てくる予定。300インチの大画面でヨハン・シュトラウスの「こうもり」がタダで見れるっていうんだから、これは「好」。NHKに電話すれば「入場整理券」を送ってくれるので、土曜日ひまな人はいいかも。多分まだ間に合うと思う。
Stevensonを読もうと思っていたけれど、「ほったらかし」にしてあったMartin AmisのHeavy Water and Other Storiesという短編小説集を読んでいる。1976年に書かれた'Denton's Death'というごく短い作品はまあ「カフカ」です。エイミスっていうと空中浮遊しながら世間を眺める皮肉な作家という(多分間違った)思い込みがあったので、そうか、若いころは「監禁状況」モノに大江健三郎みたいにマジに取り組んでいたのねと、ちょっと意外な感があった。