拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

ビタミン剤の大量摂取とアルコール消毒のおかげで、今朝になってのどの痛みがだいぶおさまった。今日一日おとなしくしていれば大丈夫だろう。

'What A Shame About Me'

Two Against Natureの二曲目。作家志望の男が(たぶん)別れた女に「私、ハリウッドではうまくいってるのよ、貴方はどうなの?」と尋ねられるも、いやー、小説書こうと思ったんだけれどやめちゃってね、どうもだめなんだよ云々と愚痴る。スティーリー・ダンのファン(ウディー・アレンのファンと重なりそうだ――齋藤は嫌い)に受けそうなひねくれ方をきちんと計算したひねくれぶり。作詞者自身もよく分かっていないのではないかと思わせる狂った曲が多いKaty Lied(1975)には及ばない。根拠はないが、これはドナルド・フェイゲンの詩だという気がする。それでもこの曲はいい。最後になって、コーラスが力強く'Shame!'とシャウトするのにはまいった。普通'Shake!'だろうに。リズム隊もいい。ミュートされたトランペットもいい。結局聴き惚れてしまう。