拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

シェリー・ワイア『サイードと歴史の記述』永井大輔訳、岩波書店、2004年

内容的に特記すべきことはないけれど、富山氏の「解説 渦をつくる、そして中心に」を読むと、この訳書が英文学者ではなく若手のアイルランド史研究者の手になる物であることへの富山氏の期待のありようを考えてしまう。