拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

松山千春『北風の子守歌』(コロンビア、2004年)

タイトルソングを聴いてみた。
なるほど、故・安東ウメ子さんのIhunkeがサンプリングされて入っている。音源は"Spirits from Ainu"というもので、これはDiscovery Soundで手に入るようだ。(アマゾンではダメ。)http://www.discoverysound.com/en/title-j/0000112.php
曲自体はまあ千春節ということなのだろう、可もなく不可もなく。安東さんの声が入っていなかったら、話題にはならなかったのでは?と思ってしまう。
今のところ、この曲については以下の紹介記事くらいしか手に入らない。

2004年11月26日(金)
松山千春アイヌ伝える歌声異色新曲「北風の子守唄」
 毒舌で知られるフォークシンガー、松山千春(49)が17日にリリースした異色新曲「北風の子守唄」(コロムビア)が話題になっている。今年7月に大腸がんのため死去したアイヌ音楽の伝承者、安東ウメ子さん(享年71)の歌声を取り入れた作品だ。
 安東さんはアイヌの歌(ウポポ)とムックリ口琴)の名人で、『ムックリ安東ウメ子』などのCDも残し、平成12年には十勝文化団体協議会文化賞も受賞した。その死去に全国から惜しむ声が高まるなか、千春が安東さんをしのんで書き上げたのが今回の新曲。
 安東さんが録音したアイヌ民族伝統の「イフンケ」(子守唄)をイントロに使用し、それを引き継いで千春が透き通ったボーカルで歌い出す。「まるで千春と安東さんが“共演”しているよう。民族楽器トンコリのゆったりした音も流れ、北海道出身の千春らしく、フォークシンガーとしての存在を示した」と音楽関係者も評価する。
 発売以来、連日4ケタの注文が寄せられる好調ぶり。開催中の全国ツアーでも披露し、反響を呼んでいる。

http://news.goo.ne.jp/news/fuji/geino/20041126/20041126-f-22.htmlより引用。

あと、ツアーで安東さんのことを紹介しているようだ。

北海道足寄町出身の歌手松山千春さんが、ことし7月に71歳で亡くなったアイヌ音楽の伝承者、安東ウメ子さんの歌声をサンプリング(音源の一つとして使うこと)したニューシングル「北風の子守唄」を、11月17日に発売する。
 安東さんが過去に録音したアイヌ民族伝統の「イフンケ」(子守唄)を導入部などに使った。瞑想(めいそう)的なイフンケと、それを引き継ぐように歌い出す松山さんの透き通った歌声が印象的で、2人が「共演」しているかのよう。曲のバックには、アイヌ民族の弦楽器トンコリの音がゆったりと流れる。
 安東さんはアイヌ民族のウポポ(歌)とムックリ口琴)の名手で、「イフンケ」「ウポポサンケ」などのアルバムを残した。松山さんは現在、コンサートツアー中で、各地の会場で安東さんを紹介している。
 問い合わせは、コロムビアミュージックエンタテインメント、電話03(3584)8111。

http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.asp?id=20041106000008より引用。

まだ本格的な「反応」は見あたらない。どこかで出ていないかな。
Beats21で「松山千春」というとこの記事だもんな・・・。http://www.beats21.com/ar/A02073105.html