拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

キョウコ・イノウエ『マッカーサーの日本国憲法』(桐原書店、1994年)

自ら「戦犯」と宣言し、戦後は護憲派知識人として活躍した中野好夫、と簡単にまとめたくはない気持ちがある。徳富健次郎の「謀叛論」に関心を寄せる(晩年の)中野。そして憲法9条の「翻訳」についてもコメントした中野。
『著作集』ではなく『全集』が欲しいところだ。