拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

北風史『北物語──“試される大地”への11通のラブレター』(太田出版、2004年)

〈北海道(イメージ)論〉の副読本として学生さんに推薦したい一冊。

北海道、どうでしょう
札幌雪まつり小樽運河、「水曜どうでしょう」・・・だけじゃない!
芸能、スポーツ、食、歴史などなどから縦横無尽に考察し、時に物申す。
北海道の価値ある自立を模索し、過去、現在、未来を、
道産子ならではの視点で見据え 対決した新時代の地域・地方論

オビから引用。

倉本聰原田雅彦葛西紀明(ジャンプ)、細川たかし、谷木恭平(プロ野球)、黒田清隆から高橋はるみ(北海道の歴史1)、「コタンの口笛」(北海道の歴史2)、輪島功一六花亭わかさいも高倉健駒大苫小牧、日ハム・・・文化研究のエッセンスを取り入れたエッセイ集というところだが、〈道産子〉の二重性(三重性)を意識しているところがよい。