拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

比較文学演習Ⅰ

のイントロを今日の3限でやったのだが、お客様は3人。
ま、よく分からん新任教員の講義だからこんなもんだろと思って講義を終え、人社棟のエレベーターに向かうと文言院生諸氏と出会う。私が「今日の講義は3人もきたよw」と自虐自嘲すると、ある院生曰く「あ〜これ「演習」だからゼミですよねぇ(→だからこれくらいの人数でフツウなんじゃないですか)」。
そうか、私は畜大では50〜70人を相手に「リーディング・リスニング基礎演習」なるマス授業をやっていて(もちろん私大の数百人というマス授業とは比較の対象にはならないがそれでもLL装置のない教室での語学の授業としては正直荷が重い人数だった)、いわゆる少人数の「ゼミ」なるものをやったことがなかったので、この講義「比較文学“演習”Ⅰ」というのは、実質学部ゼミなのだということにようやく気がついたのだった。
来週、この3人のうちの誰かか、あるいは冬眠からあけた学生さんが受講することになれば、半分壊れた機材と小学生机がみすぼらしい教室を捨てて、とっとと研究室でゼミ形式でやればいいのだ。
問題は、イントロを聴いていた3人が受講するかどうかである。0人ならちょっとまずい。給料が減る。

来週火曜日2限の「総合文学研究Ⅱ」というのは、これは「演習」ではなくてフツウの講義ということなのだろうから、本来ならば卒業のために単位がほしいそれなりの人数の学生が受講することを想定すべきなのだろうけれども、この講義は受講対象学年が3〜4年であるからして、就活に忙しい学生たちがはたして受講するだろうかはなはだアヤシイ。