拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

麻薬密輸はシンガポールでは死刑の可能性アリ

オリジナルタイトルはAlmost Famous。英語の授業で使っている。ロックネタのせいもあって、学生の反応もまあまあ。が、問題はお約束の麻薬ネタ。立場上、麻薬はダメよ、と言わねばならぬ。いや、もちろん言うべきだとは思うんだが。
というわけで、

シンガポール、麻薬密輸で外国人死刑 豪の減刑要請拒む
2005年12月02日23時38分
 麻薬密輸の罪で死刑判決が確定していたベトナム系オーストラリア人グエン・トン・バン死刑囚(25)に対し、シンガポール政府は2日朝、死刑を執行した。豪州政府は繰り返し刑の執行停止を求めていたが、シンガポール政府が「酌量の余地はない」と拒否。10月の減刑申請も拒絶されていた。ハワード豪首相は「大変な悲劇だ」と述べた。
 死刑のない豪州では野党や人権団体を中心に、死刑は厳しすぎるとしてシンガポール政府を非難し経済制裁などを求める声が上がっている。メルボルンの教会では、人々が集まってグエン死刑囚の冥福を徹夜で祈った。
 グエン死刑囚は02年12月、ヘロイン396グラムを運んでカンボジアから豪州に戻る途中、飛行機を乗り継いだシンガポールで逮捕された。薬物犯罪に厳しいシンガポールでは、ヘロイン15グラム以上の密輸は死刑になる。
 豪州議会は10月、グエン死刑囚のシンガポール政府に対する減刑嘆願決議を可決した。ハワード豪首相も11月に韓国・釜山で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議などでリー・シェンロン首相に減刑を求めていた。
 豪州では、麻薬に関連してインドネシアなどで若者が逮捕・起訴される事件が相次いでいる。ハワード首相は「若者たちに、麻薬にかかわるなと伝えたい。アジアでは最悪の結果を招くことを肝に銘じてほしい」と話した。

http://www.asahi.com/international/update/1202/013.html
あまりに清潔な国シンガポールはこれだから正直好きになれないのだが、それはともかく、こういう事を学生に言っておかないとダメという「空気」が嫌だ。