拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

新海誠を知っている奴いなかったなあ

ほしのこえ」で注目された新海誠さんの漫画「塔のむこう」(『新現実』1号、2002年)を授業で紹介した。
日常からのちょっとした冒険を試みる女子高生が向かったのはどうやら皇居付近にある圧倒的に巨大な塔。それを見て「すごい」→「私なんかorz」「セカイが私を受け入れてくれない」・・・。
「ちょっと共感できるかも」。おお、そうですか。
それはいいんだが、この短編漫画がもとになったという新海監督

では「塔」の場所は北海道、南北に分断された日本という設定に変更されている。さらに「塔のむこう」の女子高生にはツンデレ相手があてがわれて、その声は吉岡秀隆さん。
資本が入ると「北海道」で売ろうってことになるのか?
君ら、「比較文化学類」にいるんだから文化研究のことを考えなきゃならないのだけど、「資本」についてマジメに調べて考える根気はあるのか?(これは自問自答)。倉本さん、フジテレビ、西武グループのことを考えるつもりはあるのか?・・・と煽る。