拓殖のあと

はてなダイアリーから引き継ぎました。(2018年8月31日)

小樽短大(昭和学園)、民事再生法へ

<昭和学園再生法申請へ 定員割れ続き経営悪化 小樽短大 少子化進行響く 2006/08/03 07:04
【小樽】二日に民事再生法の適用を申請する方針を固めた小樽短期大の運営母体、学校法人小樽昭和学園(赤坂勝理事長)は、共学化や時代に即した分野への学科転換を図ってきたが、学生数は十年前と比べ約六分の一に減少。経営努力を上回る少子化の進行や大学間競争が、短大経営に重くのしかかった。
当初、女子短大として開校した同短大の学生数は、一九九七年度から定員(当時四百四十人)を割り込むようになり、減少の一途をたどった。九七年度に四百三十四人いた学生は本年度、七十四人まで激減している。
九九年度には学生を増やそうと男女共学に変更したが、減少は止まらなかった。
二○○四年度には、英文科と経営実務科を統合し、観光や福祉、音楽など八コースを選べるビジネスコミュニケーション総合学科を新設したものの、効果は表れず、二年で元に戻した。
○五年度には、事業再生コンサルタントを専門とする経営者を理事長に迎え、てこ入れを図ったが、事態は好転しなかった。
ある教授は「四年制の私大ですら学生確保が困難な中、短大ゆえの厳しさがあった」と話す。
短大の運営資金は学生の入学金・授業料と文部科学省からの補助金約四千万円で賄っていたが、○五年度、○六年度は学生数が定員の半数を割り、補助金が全額打ち切られた。経営方針をめぐって今年六月には理事長も交代、地元経済界からも同短大の存続を危ぶむ声が出ていた。

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20060803&j=0022&k=200608020188 より引用。
小樽短大は、私にとっては「女子短」である(小樽女子短期大学だった)。
小樽商大在学中、私は英語部(ESA)に入って、授業は出ないでずっとディベート(の準備)をやっていたのだが、商大ESAと女子短ESAは仲がよく、コンパ(なつかすぃ言葉だw)をやったり、ディベートやディスカッションの大会ではサポートしあったり、という感じだった。わらっちゃうのが、札幌地区の例えば北大とか北海学園大札幌大学の英語部連中は、同じく札幌地区の藤女子大や武蔵女子大とつるんでいたわけで。
月日は流れてあれから20年。小樽市は財政的にも沈没寸前。JR北海道の通勤快速などが増便してアクセスが向上し、積丹半島近辺の子弟も小樽までいくなら札幌まで、あるいは札幌近郊の星置とか手稲で下宿、とか考えるようになったのだろう。
これ、小樽短大だけの問題ではなくて、我が母校、小樽商大にとっても人ごとではないだろう。